【ラノベ感想】キミが誘う境界線1 そのナマクラはよく斬れる【1巻】
「知っての通り、俺はどうしようもねぇロクデナシの怠け者だ。俺にゃ、近くでケツ叩いて背中を押してくれる奴がいねぇとダメなんだよ━━おめぇ、その役目、引き受けちゃくれねぇか?」
約4日の積み。ファンタジア文庫。『ぼくと彼女に降る夜』を9巻で完結させた八街さんが9ヶ月振りに復活して送る新シリーズは以前から仄めかしていた通り、『ぼくよる』と世界観共通のバトルアクション。
イラストはHJ文庫『クロス・リンク~残響少女』でお馴染みのぺんたこさいどさん。
人類の存在を脅かすあらゆる危険存在、『禁機指定(フォビトゥン)』を狩る組織セメタリーの『葬儀屋(テイカー)』であるジンは不思議な刀を持つ少女ヨミと出会い、厄介な事態に巻き込まれる……という導入。
『ぼくよる』のときは魔乖術の属性が目新しいなと感じたけど、今回は一切魔乖術が出て来ないし、よくあるバトルアクションという印象しかないよなぁ。
まあ、チートバトルの片鱗は早くも見えてるし、そこに期待か。
『ぼくよる』との接点は斯界の剣豪や七剣八刀が出て来ることと、シチガイの姓を持つキャラが出て来ることくらいか。
シチガイって七蓋って書くんだったのか……。
シチガイ・キョウスケとシチガイ・キョウシロウの関係は一体……。
時系列を特定出来るものは無かったと思う。
あと、ガチバトルの後なのに、オチひでぇ。
どうでもいいが、『超・禁断指定』と書いて、「ファイナル・エクストリーム・フォビトゥン」と読むのは恥ずかしいと思うw
取り敢えずランクは期待ageで。
燃:B+ 萌:B+ 笑:B 総:A-
シリーズリンク
・キミが誘う境界線2 120パーセントの未完成(2011/09)
世界観リンク
・ぼくと彼女に降る夜 スピリッツ・サクセサー~後継者たち(2010/08)
著者リンク
・バーサス・フェアリーテイル -バッドエンドな運命のヒロインを救い出せ-(ファンタジア文庫、2017/07)
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