【アニメ感想】京極夏彦 巷説百物語 最終話「死神或いは七人みさき 後編」
「邪心野心は闇に散り、残るは巷の怪しい噂━━━━」
あれよあれよという間に最終回。事件の裏にいた京極亭との決着が近付く。
最終的に、又市達は百介の前から姿を消して消息不明に。
結局、又市達は既にこの世を去った死者で、京極亭が自分の手駒として生き長らえさせていたってことなのかしら。だけど、京極亭の思想に反発して離反した、と。
最後はEDに被せて、百介がこれまで関わった事件を本に纏めている様子が描かれる。百介が、又市が次回予告でいつも言っていたあの台詞を言って締める構成は綺麗。
総評
そんなわけで御行仕奉なハードカバー原作『京極夏彦 巷説百物語』全十三話でした。うーん、これは雰囲気重視というか、原作とアニメは別物というか、とにかく俺の期待していた方向性ではなかったかなー。
別に1話完結を基本とせず、2話完結方式とかにして原作通りのストーリーでやってくれれば良かったのでは……。
直前に視ていた、原作者が同じ『魍魎の匣』が良い出来だっただけに拍子抜けしたというか。
燃:C 萌:B+ 笑:C 総:A-
エピソードリンク
・第十二話「死神或いは七人みさき 前編」
スポンサーリンク
【アニメ感想】京極夏彦 巷説百物語 第十二話「死神或いは七人みさき 前編」【第12話】
「京極亭は一体何をしようってんだ」
最後のエピソードは前後編構成か。これまでの登場人物も絡んだ展開となっている。
何だか今回の作画、妙にクセがあるというか何というか、そんな感じしません?
最後の次回予告は、これまで担当していた又市から交代し、百介に。映像もこれまでのエピソードからの抜粋でいかにも最終回の予告って雰囲気に。
燃:C 萌:B+ 笑:C 総:B+
エピソードリンク
・第十一話「船幽霊」
・最終話「死神或いは七人みさき 後編」
スポンサーリンク
【アニメ感想】京極夏彦 巷説百物語 第十一話「船幽霊」
「あんたはこっちの世界に入っちゃいけないんだ━━絶対に」
とある書物に載っていた長耳。彼は生きているなら200歳くらいだという。又一とその仲間達は既に死んでしまった者達ってことなのかしらん。
又一達の仕掛けを、ただの人殺しだと糾弾する百介。しかし、既に自分も色々と仕掛けに関わってしまっているわけで。
又一はなかなか自分達を縁を切らない百介を突き放すために、わざと残酷な絵面を見せたんだろうか。
京極亭は何やらとんでもないことを企んでいる様子だが……?
燃:C 萌:B+ 笑:C 総:A-
エピソードリンク
・第十話「飛縁魔」
・第十二話「死神或いは七人みさき 前編」
スポンサーリンク
【アニメ感想】京極夏彦 巷説百物語 第十話「飛縁魔」【第10話】
「指切り言うんは子供の遊びやないで」
サブタイは「ひのえんま」と読みます。
百介はちょいちょい訳有美女に引っ掛かっている気がするな……。それに未だに又一達との距離感を図りかねている様子。
今回は又一達の行動と京極亭の動きが相反していたってことなのかしら。もしかして敵対することになっちゃうのかな。
燃:C 萌:B+ 笑:C 総:A-
スポンサーリンク
【アニメ感想】京極夏彦 巷説百物語 第九話「狐者異」
「この世には不思議な事など何も無い。そうでございましょう?」
サブタイは「こわい」と読みます。
京極さんの演技、そつなくて笑う。何処で磨いたスキルなんだよ、元広告代理店勤務だろw
又一は京極亭に生かされているってことなんだろうか。既に彼岸に片足を突っ込んでる感じがするが……。
今回、道行く町人達がCGで描かれているっぽかったが、どういう演出なんだろうか。いよいよあの世との境が曖昧になってきたってことなのか。
千葉千恵巳さんの声の圧倒的存在感な。特徴あり過ぎるんだよなぁ。
燃:C 萌:B 笑:C 総:A-
スポンサーリンク
【アニメ感想】京極夏彦 巷説百物語 第八話「野鉄砲」
「あやかしのものの仕業だったんだ……!」
手紙を受け取った百介は兄の屋敷を訪れ。そこでまた不可解な事件に巻き込まれることに。結局、手紙を出したのは兄ではなく、長耳も知らないことであった。又一が長耳の知らないところで手紙を出したのか、それとも。
いきなり怨念なんて話が出て来たけど、いよいよ超常の存在が絡んでくるのかしらん。元からどこまでが現実か理解らなくなるような演出だったけど……。
燃:C 萌:B- 笑:C 総:A-
スポンサーリンク
【アニメ感想】京極夏彦 巷説百物語 第七話「帷子辻」
「そりゃ伊邪那美命も怒りやすでしょう」
百介との関わり方を見直そうとする又一さん達。百介がそろそろ引き返せないところまで近付いてきているということか。
亡霊の芝居をするお銀を本当に死んだと思って取り乱す百介。何だろう、妙にお銀を想っているような口振りだったけど、今までそんな感じだったか……?色香に惑わされている風ではあったが……。
又一さんが声を荒げていたのが印象的。それだけ今回の案件は腹に据えかねることだったのか。
燃:C 萌:B+ 笑:C 総:A-
エピソードリンク
・第六話「芝右衛門狸」
・第八話「野鉄砲」
スポンサーリンク
【アニメ感想】京極夏彦 巷説百物語 第六話「芝右衛門狸」
「一匹の狸に寄せて━━」
この話も原作で読んでいる筈なんだが、こんな話だったか……。基本的に1話完結型なので、尺に収めるために色々と改変されているということなのか。
演出がおどろおどろしい所為で、どこまで現実の出来事なのかどんどん判らなくなっていく……。
燃:C 萌:B+ 笑:C 総:A-
スポンサーリンク
【アニメ感想】京極夏彦 巷説百物語 第五話「塩の長司」
「食べたのは、僅かに残っていた人としての良心でございやすよ」
どうでも良いが、OPの冒頭でカットの順番の所為で百介がお銀の着替えを覗いているかのような構図になっとるな……。
行き倒れになって、とある屋敷へ担ぎ込まれた百介。そこでは主人がとある事情で苦しんでいて……。
前半はひたすら不気味にオカルトな絵作りがなされている。ちょっと説明を後半にまとめ過ぎじゃない?
前情報が無いまま一気に解決編へと雪崩れ込んだような……。
人肉を食べてしまったという話は『ルー=ガルー』なんかともリンクするような題材ですね。
あっ、これ原作者の名前も含めてタイトルなのかw
毎回予告で、何でわざわざ「京極夏彦、巷説百物語」って言ってんのかと思ってたわ。
燃:C 萌:B+ 笑:C 総:A-
エピソードリンク
・第四話「舞首」
・第六話「芝右衛門狸」
スポンサーリンク
【アニメ感想】京極夏彦 巷説百物語 第四話「舞首」
「思っていた以上の助平ねぇ」
なりゆきで又一達と行動を共にすることになった百介は、偶然山賊に襲われている美女
お吉(およし)を助けるが……。
お吉さん、清楚な振りして、とんでもない悪女ですわ……。着物も絶妙にはだけているというか露出が多めでけしからん。こんなん絶対勘違いするわ……。
どこまで悪意をもってやっていたことなのか、よく理解らんな。お母さんを殺してって言ってる時点で大分アレだけど、そのお母さんが真人間だったかは判らないんだよなぁ。
目玉を一突きされるシーンはチ〇コひゅってなるな。
背景やモブはどこまでも現実感の薄い絵作りになっていて、建屋のデザインやら英単語の入った手配書があったりする。
燃:C 萌:A 笑:C 総:A
スポンサーリンク