書店ガール2 最強のふたり

5月 7, 2013 by · Leave a Comment
Filed under: PHP文芸文庫 

書店ガール 2 最強のふたり (PHP文芸文庫)
著:碧野 圭

「私も書店員だから、本が売れるのは何より楽しい。久しぶりに本屋の楽しさというものを思い出しました」

2013年3月の新刊。1年振りの新刊。1巻と同じく、ゆずこさんから借りて来ました。
今回は文庫用に書き下ろしとなっている。
何か一昔前のバトルものラノベのサブタイみたいだな。

さて、新しい書店へと移籍した理子と亜紀。程なくして、亜紀の妊娠が発覚。新たなトラブルが2人に降り掛かって……というお話。

1巻の導入で反省したのか、今回は最初から、ちゃんと書店の話です。
前巻の鬱っぷりとは打って変わって、怖いくらい好調な滑り出し。しかし、それも亜紀の妊娠が発覚して陰りを見せ始めて……。

亜紀は妊娠を通して、職場での働き方に向き合っていくが、この下りが個人的には好きになれなかったなぁ。

経済的に困窮しているわけでもないのに、自己実現()のために働きたい。どうせ子供が出来るなら、もう少し経ってからの方が良かったって、超わがままじゃね?偶発的に妊娠したわけでもあるまいに。
仕事が楽しくなってきたところだったのにって、じゃあ、ちゃんと避妊しときゃ良かっただろーがと思う。

しかも、妊娠が発覚した後も不注意で高いところから落ちるとか考え無し過ぎるだろ……。グーパンされても文句言えないレベル。

男は子育てとか気にせずに働けて良いですよねー、女はこんなに色々考えてるんですよードヤッっていう風に感じるのは捻くれ過ぎか。

今回は、前半は亜紀、後半は理子を主人公として展開している印象。正直、亜紀パートは納得のいかないアレなんだけど、理子パートは好きです。

理子パートでは、副店長として彼女を支える田代さんが、中年かっけーな。
よし、LOVE寄せしたのでタイトルにガールと銘打つことを許そう<何様

ところで、俺、理子のビジュアルイメージが全く浮かばないんだが……。俺の中でアラフォーと言えば、GA文庫『のうりん』のベッキーだしなぁ。

粗筋には、痛快お仕事エンタテインメントって書いてあるんだけど、痛快か?ほろ苦いオチじゃね?

燃:B 萌:B+ 笑:C 総:A

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書店ガール(2012/03)

書店ガール

5月 6, 2013 by · Leave a Comment
Filed under: PHP文芸文庫 

書店ガール (PHP文芸文庫)
著:碧野 圭(あおの・けい)

「本屋はちゃんとお店があって、紙の本が並んで、店員とお客様がいるからいいんだわ。本屋は本のショールームだもの。本屋で売っているのが、一番素敵に見えるのだもの」

PHP文芸文庫2012年3月刊行物。
新潮社より刊行された『ブックストア・ウォーズ』を改題+大幅加筆修正した後に文庫化したもの。
何で新潮文庫ではないのか。大人の事情的なアレなのかなぁ。

元バイト先で妙に積まれていたので気になっててなぁ。
これがラノベだったら、タイトルの時点で奇声上げながら即買いするレベルなんだけど、流石に一般小説で、そんな買い方をしていたらキリが無いことは明白なので。
というところで、ゆずこさんが持っているとのことで借りて来ました。

さて、舞台はとある大型書店のチェーン店のひとつ。独身アラフォー副店長、理子と新婚ホヤホヤのアラサー社員、亜紀の奮闘を描く。

先に言っておくと、間違ってもタイトルから感じられるような、うふふきゃっきゃした内容ではない。
どう考えても改題前の方が内容に合ってる。いや、売れそうなタイトルは改題後だというのは理解出来るが。ガール要素、微塵も無いけどな!
はいはい、女性は何歳になってもガールなんですよねワロスワロス
女子ですドヤッみたいな感じは、どーかと思うの。

ダブル主人公制で、理子と亜紀、2人の視点で話は進むんだけど、これが人間の負の側面が出るわ出るわ。
会社内での、しょうもない足の引っ張り合いとか読んでると、ただでさえゼロな労働意欲がマイナスに落ち込むわ。

最初の70ページくらいは延々職場での女性同士のギスギスしたエピソードということで、この段階で折れる人も多いのではないかと思われる。
どう考えても、構成ミスってるだろ……。タイトルがタイトルなんだから、最初に書店ならではのエピソード入れとけよ……。
最後まで、醜い女の争いシーンばっかりかと思ってハラハラしたわ。

中盤からは、徐々に理子と亜紀がお互いの立場を知り、歩み寄っていく展開に。書店らしいエピソードも入ってきて、一気に盛り上がって来る。鬱要素が多いのは、そのままだけど。

書店だけでなく、版元の事情等にも触れられてるんだけど、こういうのを読んでると、あくまでも本は、今の俺みたいにゲヘゲヘ言いながら趣味で感想ブログを更新してる方が幸せかなーとも思う。

半年を条件に、売上増加を目指して大奮闘する理子達。その頑張りは実り、記録的な売上を達成するが、店舗閉店の決定を覆すには至らなかった。
おいおい、そりゃそんなご都合展開にならないのは理解ってるけど、エンターテイメントを謳っている割には苦いオチだな……。

全体的には面白いと思えるだけに、しょうもないとこが引っ掛かるというか何というか。
次は2013年3月に2巻『最強のふたり』。

燃:A- 萌:C 笑:C 総:A

シリーズリンク
書店ガール2 最強のふたり(2013/03)