火の国、風の国物語12 傑士相求

火の国、風の国物語12 傑士相求 (富士見ファンタジア文庫)
著:師走 トオル イラスト:光崎 瑠衣

「なんだかジェレイド、最近妙に楽しそうに見えるのよね」
「……やはりそうなのか?私の目にもそう見えていたんだが」
「ふっふっふ、気のせいじゃないかもしれませんね。他人に責任を背負わせるというのがこんなに楽だったとは思いませんでしたよ」

2011年4月の新刊、約2ヶ月1週間半の積み。5ヶ月振りの新刊。表紙は大集合1/2といった感じ。恐らく、次の巻とくっついて大きな一枚絵になるのだろう。
総扉のミーアがエロ可愛いです。

さて、クラウディアの助言でジェレイドの話を聞くことになったアレス。ここにきて、ようやく2人の主人公が手を組むときがきた。これこそが国を救う勝利の鍵か。
何かにつけて言われていた「ファノヴァール家が王家を望めば云々」というのが、ここで効いてくるとはな……。

ジェレイドは責任を全部アレスになすりつけて、随分元気になったなw
ここしばらくの鬱っぷりが嘘のようだぜ……。

次はいよいよ最終巻ですが、ラストということもあり、刊行月未定。夏か秋頃とは書かれているが……。

また、後書きでは、電撃での新シリーズ『僕と彼女のゲーム戦争』の宣伝が思いっきりされてます。
電撃でないと出せない理由とは一体……?

燃:A+ 萌:A 笑:B 総:A+

シリーズリンク
火の国、風の国物語11 王都動乱(2010/11)
火の国、風の国物語13 英傑雄途(2011/09)