【漫画】パタリロ！ 54巻【感想／ネタバレ】

作：魔夜峰央

「おまえたちはパラソルへんべえの仲間か！」

クソ懐かしいｗ
1994年７月刊行物。

『東に下水西に永遠（とわ）』では、ひとつ前の『幽ゴキ連』でさらっと出た世界中に繋がっているマリネラの下水道の掘り下げが。そこを拾う前提で『幽ゴキ連』に入れ込んだんだろうか。

パタリロが友誼を結んだ異星人達を守ろうとするも果たせず涙するという妙にシリアスみのあるエピソード。
静かにボロボロ泣くパタリロの姿、胸に刺さるな～。
いやしかし１日１回ハンバーガーを食べろっていうのは異星人のためとはいえ、人間の健康にはしっかり悪影響出るのでは……。

『クラリス殺人事件』ではパタリロのケツから長いウ〇コがにょろにょろと。ここまでくると下品を通り越して気持ち悪い域に入ってきたな……。仮にも少女漫画雑誌に掲載されている漫画でしょ……。下品な下ネタにハマってるのかしら。

『パタリロ無限』は並行世界という概念が出て来る。靴下の色だけが違うという並行世界概念の説明、何故かめちゃくちゃ鮮明に憶えてたわ。この巻を読んだという記憶さえ一切残っていないのに何でこの説明だけ頭に入ってるんだろう。並行世界設定大好物だからかな……。

『リュキＶＳミスター？（クエッション）』は一見ミステリー編のようにも見えるが、『クラリス殺人事件』と同じくミステリー編としてカウントされていない。現実から乖離した設定を含んでいるから？
でも、以前のミステリー編でもそういうのあったよな……？
今巻からミステリー編が無くなったね。他のネタにしても数回扱った後はフェードアウトしていくのが常だったし、これもそうなのかな。

『少年がいっぱい』では久し振りにフィガロが活躍。パタリロの言うことを即座に理解して動いてくれるのめちゃくちゃ頼もしいな。
謝礼をケチるパタリロにはきっちり報復しちゃう。暴力が使えない分、親よりやることがエグいｗ

燃：B+　萌：B+　笑：Ａ　総：A+

シリーズリンク
・パタリロ！ 53巻（1994/02）