ロウきゅーぶ!⑧
「そ、そうじゃないんです。ポスターを見て、良いなと思ったのは、服とか靴とかじゃなくて、そのっ」
「ただ私は、手を繋いでいるのが羨ましくて……っ」
「手を、繋ぎたかった?」
「や、や、や!違うんです違うんですっ!つい油断して邪念が浮かんだというかなんというかっ!長谷川さんと手を繋いでみたいなんておこがましいことは、これっぽっちも考えてませんからっ!」
紗季可愛ぇぇええええええええ!!
あかん、これはあかんぞ……。
もっかん一択、そう思っていた時期が俺にもありました。
2011年7月の新刊。約1ヶ月1週間の積み。5ヶ月振りの新刊。4ヶ月スパンの刊行ペースが崩れのは初めてか。
表紙は紗季。よく見ると、帯を外すまでもなくヘソチラです。
口絵は今回も素敵なくらいアグレッシブでした。
さて、今回は夏休み編ラストにして、新たなる出会い編。
物語は昴の父、銀河がフランス人ようじょ、ミミちゃんを連れて帰ってくるところから始まる。
お父さん、何だか主人公の名前みたいんじゃないっすか。長谷川家と篁家は子供の名前を星関係にしないといけない決まりでもあんのか。
お父さん、七夕さんのことを「なゆなゆ」って呼んでるって、どういうことなんですか。やべー、字面超可愛い……。
ミミはもっかん達の1つ下、小学5年生。登場早々、挿絵に出れるとは、流石ようじょ。
お次は、もっかんのお誕生日会。やることが豪華過ぎてびびる。クオリティ高過ぎだろ……。
で、ここで昴は女バスの中で、もっかんだけが持っていなかった二つ名を授けることになる。
その名は「雨上がりに咲く花(シャイニー・ギフト)」。
アニメでは原作1巻クライマックスに当たる部分で昴が思いつく描写があるな。
後半では、まさかの夏陽の一人称シーンが。そこで新たに登場するのは彼の双子の妹、椿と柊。
ミミ、ひなたの妹かげつ、つばひー、そして紗季のライバルを自称する雅美が揃って、女バスのライバルチームが誕生する。
ここにきて、遂にライバルチームの登場か。アドバイザーに夏陽、コーチに葵がつくとなれば、これで燃えない筈がない。
欲を言えば、新キャラはもうちょっと小出しの方が良かったかなとは思う。
夏休みの間に、慧心学園の体育館にはシャワールームが増設されたらしい。
アニメでは最初からシャワールームがある模様。雨上がりに咲く花が原作からのフィードバックなのは判るとして、シャワールームはどうなんだろうな。
アニメの設定として出たから、蒼山さんが原作に取り込んだのか。まぁ、効率良くサービスシーンをやるためには必須の設備だしな。
バスケ同好会サイドでは、万里のニックネームが「ばんりーん」に決定。字面可愛いな、おいw
そろそろゾノとショージは挿絵に出んものかと思っていたところ、ようやく登場。
そして京都旅行のペアチケットを引き当てちゃった葵。昴と共にフリーズしたまま次巻へ続く。
とはいえ、もっかん達は修学旅行で京都へ行くわけで、葵の噛ませ犬化は確定したようなもんという気はする。
次は2011年10月ということで、全体としての刊行ペースは守られるわけか。
燃:A+ 萌:S- 笑:B 総:A+
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