薔薇のマリア 16.さよならはいわない

薔薇のマリア 16 さよならはいわない (角川スニーカー文庫)
著:十文字 青 イラスト:BUNBUN

「わたしは━━」「マリアローズ、わたしはお前が好きだ。前にも言ったと思うけど、なんというか、そうだな……人間として、一人の人間として、お前のことが大好きで、いとおしくてたまらない。お前と出会えて、好きになることができて、友人になれて、本当によかった。わたしは石頭だし、この気持ちは死んでも変わらない」

2011年8月の新刊。約3ヶ月1週間の積み。7ヶ月振りの新刊。
さて、リルコの所為で壊滅的打撃を受けたZOO。何とか全員生存したものの、戦力は大幅低下。
しかし、事態は更に悪化。ラフレシア第三帝国がサンランド無統治王国へと侵攻を開始したのだ。

吊り橋効果なのか、あっちこっちでLOVE寄せが。これが本当の極限愛だッ!!って感じで。サフィニア、よく頑張った!感動した!
ここにきて、アーニャさんが覚醒していて吹いた。カタリ、どんどん調教されとるやないかw

ピンパーネルはハニーメリーときゅーの影響で、半ば萌えキャラ化しつつあるな。
きゅーを椅子代わりにしているピンパーネルは是非挿絵が欲しいところ。

で、今まで伝説として語られていた人物等、チート級のキャラが出るわ出るわで。更に、地獄との門が開いて、そりゃもうえらいことに。どうにかなる気が全くしねぇw
そんな中、マリア達を逃がすため、ルーシーがその生命を落とす。
サブタイがサブタイだし、中盤までで、やたら極限愛展開だったから、誰か死にそうだなーとは思ってたけど、全くフラグ立ててなかったルーシーがやられんのかよ!

残り数ページのところまできて、意外とレギュラーキャラは死ななかったなーと思っていたところで死んだので、かなりの不意打ちだった。
SIXの息子なら復活しそうな気もするけど、確かSIXの他の子供は死んだら、そのままだったよな……。

最後に「そして、時は流れる」って書いてあるんだけど、次巻では一気に1年後くらいだったりするんだろうか。

燃:A- 萌:A 笑:B+ 総:A+

シリーズリンク
薔薇のマリア 15.愛も憎しみも絶望も(2011/01)
薔薇のマリア 17.この悲しみを抱えたまま僕らはいつまで(2012/04)

角川スニーカー文庫

Posted by お亀納豆