桐野くんには彼女がいない!?
「オレがリアル妹一匹に四苦八苦しているというのに、おまえはリアルハーレムでいちゃいちゃしてウハウハか。もげろ」
「おまえはバスケでモテモテじゃないか。刺されろ」
一迅社文庫2010年6月の新刊。約2年4週間の積み。『星図詠のリーナ』2巻からは9ヶ月振り。
帯にはラノベ研究部、みたいなことが書かれていたら、そりゃ買わないわけにはいかないぜ。
著者はファンタジア文庫からデビューした後、様々なレーベルで活躍する川口さん。
実は川口さんの本買うの初めてです。
イラストは一迅社文庫でやたら描いてる美弥月さん。現在、5シリーズ担当してる。まぁ、その内4シリーズは1冊しか出てないけど。
何か部活動に所属しなければならないという校則のため、仕方なく幼馴染みの所属する鉄道研究部に所属している主人公、康介。
学校中から邪気眼という不名誉な仇名で呼ばれている彼は、部の存続のために奮闘することになる。
レポート作成のための旅行で、康介は自分の家の事情もまとめて片付けようとするが……というお話。
主人公1人に対し、女の子は3人。これぞMFラブコメテンプレート。一昔前のMF文庫Jを彷彿とさせるストーリーだわ。
基本ラブコメだけど、ちょっとした不思議要素ありという。
18歳になるまでに童貞卒業しないと即死亡なんて制約がある割には、結構お気楽だよなー。
何だろうなー、物凄く無難な内容というか。ヒロインが凄く可愛いわけでもオタネタが凄く面白いわけでもストーリーが凄く面白いわけでもないというアレ。
及第点は越えてるけど、それ以上でなない、みたいな。
これがシリーズものなら、これから恋の鞘当てが本格化してビクンビクン!となる可能性もあるのだが、これ、1冊で終了してんだよな。
次は2010年8月に『星図詠のリーナ』3巻、2011年1月に『千の魔剣と盾の乙女』1巻、4月に2巻、7月に3巻、10月に4巻、2012年1月に5巻、2月に『この家に勇者様もしくは救世主さまはいらっしゃいませんか?!』1、2巻同時発売、4月に『千の魔剣と盾の乙女』6巻、7月に7巻、8月に『この家に勇者様もしくは救世主さまはいらっしゃいませんか?!』の3、4巻同時発売。
こうして見ると、コンスタントに新刊出してるんだな。しかも、この間にMF文庫Jでは『魔弾の王と戦姫』出してるわけだし。
燃:C 萌:A- 笑:B 総:B+
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