神曲奏界ポリフォニカ ディサイディング・クリムゾン
「かくして黄金時代は終わる━━」
2012年11月の新刊。積んでない!実に1年4ヶ月振りの新刊です。半年以上は待たせるんだろう?と余裕こいてたら、2.5倍近く待たされたでござる。ぎゃふん。
『アフタースクール』2巻からは連続刊行。通算65冊目。シリーズ第11巻。
表紙のコーティは今までにない勇ましい感じで。イラストのイメージからすると、反撃開始!な感じなんだけど、内容的には鬱々とした様子で。
さて、プロローグでは、〈エンプティ・セット〉の器の名前がカムイラ・オーソンだと判明。
未だ登場しない〈四楽聖〉最後の1人、カムイラ・ダリソンとは直接的な関係は無いのかな。単純に名前をあやかっただけとかかな。
前巻のラストで重傷を負ったフォロン。塞ぎ込むツゲ神曲楽士派遣事務所の面々。それだけでもアレなのに、手術直後にフォロンはディエスに攫われるわ、融合されてしまうわで。
現状、融合した人間と精霊を切り離すことは不可能ということで、たとえフォロンの意識が消滅していなくても現状復帰の目は無くなってしまった。
ただ、これはディエスの精神さえ抑え込めれば、フォロンとコーティが長い時間添い遂げられる可能性が出て来たということでもあると思われ。
街中で暴れ回る支配神曲に操られた精霊を相手にするには契約楽士の居る上級精霊の力が必要ということで、トウヤ神曲楽士事務所の面々や、サーギュラント&イアリティッケが登場。
サーギュラント達は『アフタースクール』のラストの通り、ヴィレニスに移っていたけど、まさか居酒屋を開いているとはw
ってか、和装のイアリ可愛いな。
ユフィンリーとは2度共闘したと言ってたけど、2度って『アフタースクール』のときと、もう1回は?『ファーウェルソング』のことじゃないよなぁ。
これが噂のまだ見ぬキネティックエピソードなのかしらん。
いやしかし、これは最終巻でオールスター展開あるで!
今回、エルベリオの名前が出てるんだけど、榊さん自身はスケジュールさえ合えば、彼の話を書く気満々なんだろうか……。ずっと前に書くって言ったきり放置されてるしな。
いつになく挿絵が多い気がする。ただ、見事なまでに背景が無ぇw
これは枚数描くことを優先した処置なのか、それとも、そもそも描けないのか。まぁ、渾身の1枚が欲しいか、そこそこの数枚が欲しいかは難しい問題だろうが……。
にしても何故真面目な話のシーンで、ユギリ姉妹のサービスカットを挟み込んだしw
そして後書きによれば、次巻で1つの幕だそうな。また意味深な言い方だなw
次もきっと1年くらい掛かるんだろうな……。
燃:A 萌:A+ 笑:B 総:A+
シリーズリンク
・神曲奏界ポリフォニカ ルックバック・クリムゾン(2011/07)
・神曲奏界ポリフォニカ ファイナライジング・クリムゾン(2013/06)
シェアード・ワールドリンク
・神曲奏界ポリフォニカ アフタースクール <2>(2012/10)
・神曲奏界ポリフォニカ カーディナル・クリムゾン <9>(2013/03)
新装版リンク
・神曲奏界ポリフォニカ ディサイディング・クリムゾン 〈クリムゾンシリーズ11〉(2018/01)
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