別冊 図書館戦争Ⅱ 図書館戦争シリーズ⑥
「俺に!俺にお前みたいな口車クイーンの真似をしろってか!」
「やだぁ、まだ結婚してないんだからプリンセスにしといてよ」
「来年三十でプリンセスとかいけ図々しいわ!」
2011年8月の新刊。約2年8ヶ月4週間の積み。連続刊行。
オリジナルも持ってます。
ボーナストラック的なスピンオフ第2弾。今回の肝は柴崎と手塚の関係の決着エピソード。
本編で郁と堂上教官の関係が進んでいた裏で、ちょくちょく描かれていた2人なので、ここで主役になるのは理解るんだけど、それがシリーズ全体のラストエピソードってのはどうなんだろうな。
堂上夫妻は大変仲睦まじい感じで。嫁に投げっ放しジャーマンなぞするもんなんだろうか……。
イチャイチャする一方で、親友の危機にブチ切れる郁さん格好良過ぎワロロン
ある意味ラスボスとなった水島はドン引きするような悪役でしたね。ってか、こんなキチガイと一緒に生活しなけりゃならないとか寮生活怖過ぎだろ……。
巻末短編『ウェディング・ハピネス』は、あー、郁か柴崎メインの短編かなーと思ったら、稲嶺元司令と玄田元隊長の短編だったでござる。ぎゃふん。
総評
そんなわけで、もどかしいにもほどがある文庫落ち、角川文庫『図書館戦争シリーズ』全6巻、これにて状況終了。文庫版だけで言うと足掛け4ヶ月か。凄い勢いで刊行したんだな……。
あまりシリアスに振り切れずに適度なところで踏みとどまってラブコメしてるときが一番面白いのは評価点なのかどうか。いや、個人的にはそういう方向性の方が好きなのだが。
キャラの掛け合いだけ見れば、まんまラノベともとれるんだけど、果たしてラノベを知らない人の目にはどう映っているのか……。
掛け合いはもっと見たかったので、もう1冊くらい『別冊』を出しても良いのよ。
次は2012年6月に『文庫版 ラブコメ今昔』、2013年4月に『文庫版 県庁おもてなし課』。
燃:A 萌:A 笑:A- 総:A+
オリジナルリンク
・別冊 図書館戦争Ⅱ(電撃ハードカバー、2008/08)
シリーズリンク
・別冊 図書館戦争Ⅰ 図書館戦争シリーズ⑤(2011/07)
著者リンク
・文庫版 ラブコメ今昔(角川文庫、2012/06)
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