聖剣使いの禁呪詠唱 <2>
「男の人と一緒に寝るなんて初めてなので、まーやはドキドキしているのです」
「俺は校長にビキビキ来てるのです」
2013年2月刊行物。約3週間の積み。3ヶ月振りの新刊。『あるいは現在進行形の黒歴史9 覇権を賭けた大運動会』からは連続刊行。
さて、表紙からも判るように今回はもう1人のヒロイン、静乃回。イギリスからやって来た六頭領(シックスヘッド)の1人エドワードに静乃が連れ去られそうになったとき、諸葉の記憶が新たに蘇っていく。
疑問系で終わることの多い静乃の喋り方、何か良いよな。
その一方で、マヤがジワジワ重要キャラっぽく存在感を強めているな。末恐ろしいようじょだぜ……。
タイトルにもなっている禁呪詠唱。その凄まじき威力は辺り一帯を人の住めない環境に変えてしまうところから「ワールドブレイク」って読むようになっているのか。
今まで闇術は第五階梯までしか出て来てないのに、間をすっ飛ばして一気に第十三階梯が出て来るとか、凄く……中二です……。
例のBGMを聴きながら読むと燃える。
この時点で既にロシア支部の話をちょろっと出したりして、今後の展開への布石を打ってあるのね。
エドワードは7人目のSランクが現れたとき、六頭領は対立するって言ってたけど、最終的には《救世主》同士の戦いに辿り着くんだろうか。
《救世主》は前世で英雄と呼ばれた者達ばかりというけど、その割には性格歪んでる奴もいっぱい居る様子。
思春期に過去の記憶を思い出すことで精神形成に悪い影響が出るってことなのかしら。
次は2013年4月に3巻、6月に『黒歴史』10巻『比類なき天空の兄弟ゲンカ』、8月にこちらの4巻、11月に5巻、2014年2月に6巻、5月に7巻、8月に8巻、11月に9巻、2015年1月に10巻、2月に11巻、6月に12巻。
燃:A 萌:A 笑:A- 総:A
シリーズリンク
・聖剣使いの禁呪詠唱(2012/11)
・聖剣使いの禁呪詠唱 <3>(2013/04)
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