【ラノベ】チアーズ!【1巻/感想】
著:赤松 中学 イラスト:こぶいち
チアは、小さくても━━どんな女の子でも輝く事ができる、スポーツだったのだ。
舞桜にとって唯一の、希望の光だったのだ。
MF文庫J2017年9月の新刊。約1週間半の積み。『緋弾のアリアⅩⅩⅥ』と同時発売で赤松さんの新シリーズがスタート。
イラストは引き続きこぶいちさんが担当。
様々なスポーツ選手を育成する体育学校である南高校2年の浅羽舞桜(まお)はチアがスポーツでもあることを知り、競技チアでの優勝を夢見るが……。
電撃文庫『やがて魔剱のアリスベル』のように視点が切り替わる際に誰の視点なのかを明記するシステムを採用。ただし、こちらは常に三人称文体となっている。
粗筋を見ると、舞桜が主人公のような書き方だけど、これはどっちかというと群像劇といった感じだな。
今回はまだ出番の少ない人にも色々ドラマがありそうな感じ。
登場人物は見事に女性ばかりで男は影も形も無い。
チアというスポーツにしっかりと焦点を当てていて、華やかな部分だけじゃない、一歩間違えば大怪我に繋がりかねない側面もきっちり描いている。
基本はユニフォームを着てやるものだけど、敢えて制服姿でやるチアもあるのか。個人的には制服の方が可愛く感じるんだよなぁ。
流石にこの内容で『アリア』と世界観共有ってことはないかなー。話題に出て来ないだけで、ひっそりと同じ世界観なのかもしれんけど。
次巻への続き方は『アリア』と同じ雰囲気なのね。
巻末には簡単にチアのスタンツの説明が。
そんな具合で思いの外スポ根だった『チアーズ!』でした。MF文庫としてはガチで推していきたいシリーズっぽいけど、スポ根はなー。どうだろうなー。
燃:A 萌:A 笑:C 総:A
シリーズリンク
・チアーズ! 2巻(2018/01)
コミカライズリンク
・チアーズ! 1巻(2019/02)
著者リンク
・やがて魔剱のアリスベル(電撃文庫、2012/09)
・緋弾のアリアⅩⅩⅥ 闇穿つ大蛇(MF文庫J、2017/09)
・緋弾のアリアⅩⅩⅦ 那由多の弾奏(2018/01)
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チアーズ! (MF文庫J) | |
赤松 中学 こぶいち
KADOKAWA 2017-09-25 |
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