劇場版 牙狼<GARO> ~RED REQUIEM~

「本当に大切でかけがえのない人をホラーになど出来るものか!!」

概要

大人向け特撮『牙狼』が映画で復活。パチンコが当たったから復活出来たって聞いたけど、どこまで本当だろうな。
僕が知らなかっただけで、結構色んな媒体で展開してるのね。ノベライズとかゲームとか。

近場で上映するなら観に行こうかなくらいの気持ちだったんだけど、日本初の全編フルデジタル3Dということで、じゃあ観とかんといかんかなぁ、と。
本当は公開初日に行くつもりだったんだけど、台風が来るかもしれんというので断念。2週目は他に用事あるしなぁとか思って先延ばしにしていたら、3週目になっちゃいました。
ただ、パンフレットの販売が制作の都合で遅れたため、結果的には遅く行って良かったとも言える。

3D眼鏡の防犯ゲートなんてあるのな。まぁ、そりゃ持って帰られたら迷惑だろうが。

ちなみにPG12指定です。グロ方面かとwktkしていたらエロ方面だった件。いや、グロの方もそうなのかもしれんが。ってか、おっぱいモロ出しはPG12で良いのか。

導入

7体居る使徒ホラーの1体、魔鏡ホラー・カルマを追って、とある街へとやって来た鋼牙。そこにはアカザ、シグト、列花が拠点としいる街だった。
鋼牙は彼等と協力してカルマを討とうとするが、列火は個人的な怨みをカルマに抱いていて……というお話。
使徒ホラーなんて設定初めて聞いたわ。

登場人物

テレビシリーズやスペシャルからは随分と間が空いていることもあってか、既存キャラは鋼牙とザルバのみが登場。カオルでさえ名前しか出て来ない始末。
個人的にはもっと懐かしの面々が見たかったんだが。

冴島鋼牙/魔戒騎士ガロ

言わずと知れた主人公。相変わらず生身でのアクションシーンが大変そうである。
ガロの変身時間制限は設定としてはちゃんと残ってるみたいだけど、そういった描写は一切無かった。心滅獣身見たかったなぁ。
列火炎装も登場せず。ただ、鋼牙が剣に緑の炎を宿らせて振るっていたシーンはありました。
既存のガロの装備で出て来たのは轟天だけか。それも途中で退場しちゃったけども。

魔戒法師 列花

今回のヒロイン。女に生まれたため、魔戒騎士になることが出来なかった少女。一人称は「俺」。の割にはやたら女性的な格好をしているなと思う。つーか、谷間と太股があざと過ぎると思うの。

最後は確実にフラグが立ったと思うんだが、鋼牙さん、カオルを放ったらかしといて良いんですかw

魔戒法師シグト

この人、タイムグリーンらしいです。あの頃と全然雰囲気違うじゃん。中性的な美少年じゃなかったっけ?

ホラー

相変わらずデザインのグロ格好良さが凄い。特にクルス。
予算があるもんだから、もう必要以上に気持ち悪いの何の。

全編3D

3D映画を観るのは『仮面ライダーW』に続いて2回目だけど、3D具合がダンチだった。割れた窓ガラスが画面に向かって落ちてくるシーンなんかはビクッ!ってなりました。

奥行きがはっきりと感じられて、シーンによっては舞台を見ているかのようだった。

ラストバトル

もうね、予算の大放出っぷりがね。カルマに倒された魔戒騎士の英霊が列花の鎮魂歌と共に現れるところは良いシーン。英霊の中にはカルマに殺された列花の父親の姿も。ここでちょっと泣きそうになる。

ここまでは映像は凄いけど、シナリオは後一歩って感じかなぁと思ってたけど、一気にガッと来た感じ。
どうせなら主題歌を流してラストバトルしてほしかったけど、そういうテンションの作品ではないかなとも思う。

まとめ

そういうわけで、劇場版でした。クオリティを除けば、テレビシリーズ上の1エピソードといった内容で、これからいくらでも続きを作れる終わり方。「GARO PROJECT2010」とか言ってるし、まだやりそうだな。

燃:A+ 萌:B+ 笑:C 総:S-

シリーズリンク
呀<KIBA> ~暗黒騎士鎧伝~

映画,特撮

Posted by お亀納豆