【ラノベ】少年陰陽師 まじなう柱に忍び侘べ【54巻/感想/ネタバレ】
著:結城 光流 イラスト:伊東 七つ生
「帰って…きたいよ…。きたい、けど……でも……」
そう思ってしまったら、どこかで崩れて立てなくなる気がする。未練や気がかりをほんの僅かでも残していったら、局面でそれに足をすくわれそうで。
だからずっと、そういうものをすべて置いていかなければいけない気がしていた。
2019年10月の新刊。約1年10ヶ月の積み。10ヶ月振りの新刊。本編進行は1年振り。どうもスランプに突入してしまった様子。
通算54冊目にして厳霊編5巻。
さて、脩子の魂蟲を捜す昌浩は斎の危機を知り、伊勢へと向かうことに。一方、冥官の指示で岦斎も動き出しており……。
成親の死は昌親の知るところともなった。成親に続いて、次兄にもスポットが当たった形に。成親の分も昌親が昌浩を支えてくれることになるのかなぁ。
昌浩の「孫言うな!」、めちゃめちゃ久し振りに見た気がするな?一服の清涼剤……にこれくらいではならんか……シリアス過ぎるもんな……。
そんな中、長く降り続いた都の雨にようやく晴れ間が。脩子もようやく回復したし、これで勝つる!厳霊編完!かと思いきや、もう1冊続く……だと……?今まで最長でも5冊区切りだったじゃないですかー!やだー!
生き返ってきちゃった敏次のお兄さんの話は、今回ほぼほぼノータッチで次回へ持ち越し。何て嫌な焦らしプレイなんだ……w
この先、続きは刊行されておらず、結城さん著作の他のシリーズも文庫落ちがあったくらいで新作は刊行されていない。
TwitterはRTばかりとはいえ動いているので生きてはいるようだが……。
死が身近にあってどうのこうのって後書きに書いてあったから、今のコロナ禍の中で精神的に参ってるのかねぇ……。
とか何とか言ってる内に『現代編』が舞台化したそうな。『現代編』の方が衣装とか用意し易いということなのかしらん。
燃:A 萌:B+ 笑:B+ 総:A+
シリーズリンク
・少年陰陽師 おどみの殿でこころざせ(2018/10)
・少年陰陽師 現代編・遠の眠りのみな目覚め(2018/12)
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