【ラノベ】少年陰陽師 おどみの殿でこころざせ【53巻/感想/ネタバレ】

4041056284

著:結城 光流 イラスト:伊東 七つ生

あのとき、差し出された最初の蝶をこの手に受け取った。
だから、今度はお前が受け取れ。

2018年10月の新刊。約2年9ヶ月1週間半の積み。11ヶ月振りの新刊。本編進行は実に1年振りなのか。通算53冊目にして厳霊編4巻。

アホみたいな執筆速度の結城さんに一体何が……と思ったら、どうも体調を崩しているらしい。
サブタイの「殿」は「あらか」と読みます。

さて、今回は成親が大活躍。大切な者達を守るため道敷に組したと見せかけていただけだったのは良かったけど、最早成親には家族の元に帰るつもりは無くて……。

昌浩と彰子の関係って周囲はくっつくべきだと思ってるのに、肝心の当の2人だけがお互いに交わるべきじゃないと決めつけてるのしんどいやん……。前にも書いた気がするが、もっと自分本位になれよ……(´;ω;`)

ボロボロになりながら魂蟲を開放するために突き進む成親。ダメージ描写がエグくて読むのが辛い……。流石にここまで描写されてしまったら何らかの奇跡で生き残れる目は無さそうだよな……。
今まで殆ど本筋に関係していなかった成親が話に絡んできたと思ったらこれだよ。
素直になれない篤子さんが可愛かったので余計に辛い……(´;ω;`)

これだけでも相当辛いのに、久し振りに家に帰った敏次の前には死んだ筈の兄が現れて……。今巻冒頭で描写してた帰ってきた死者ってモブの話じゃなかったんかい……。何やねん、この死体蹴りみたいな展開……酷過ぎるやろ……。

次は2018年12月に『現代編・遠の眠りのみな目覚め』、2019年10月『まじなう柱に忍び侘べ 』。
『現代編』は命令形タイトルにするとキツいのが判り切っていたので本編とはフォーマットを変えたそうで。えっ、こっちも2巻からはがっつりバトルしちゃうの……?それは求めてないんだが……。
なお、この頃からビーンズ文庫の髪質が変わった模様。

燃:A 萌:A 笑:C 総:A+

シリーズリンク
少年陰陽師 けがれの汀で恋い慕え(2017/10)
少年陰陽師 現代編・近くば寄って目にも見よ(2017/11)
少年陰陽師 現代編・遠の眠りのみな目覚め(2018/12)
少年陰陽師 まじなう柱に忍び侘べ(2019/10)

スポンサーリンク









4041056284
少年陰陽師 おどみの殿でこころざせ (角川ビーンズ文庫)

角川ビーンズ文庫

Posted by お亀納豆