【ラノベ】恋は夜空をわたって【感想/ネタバレ】
著:岬 鷺宮 イラスト:しゅがお
「……本当に、恋はわからないものですね」
電撃文庫2021年12月の新刊。約1日の積み。『日和ちゃんのお願いは絶対』4巻から連続刊行。
タイトルと塩対応の女の子が配信では本音ダダ漏れという要素に釣られて購入。タイトル、オシャンティじゃんね。
最近、ヒロインが塩対応だけど実は……っていうパティーン多いような。
読み終わってから気付いたんだけど、これは聴くanimeという企画に岬さんが関わっていて、それの小説版という位置付けらしい。
えらい金掛けたプロモーションやってるなと思ったら、そういうことか。
主人公の長谷川壮一はある日、たまたま聞いた配信番組の主が学校で塩対応の後輩、御簾納さんであることに気付いてしまう。
配信によると御簾納さんは壮一のことが好きらしいのだが……。
本当に配信者は自分の知る御簾納さんなのかと探りを入れる内に、軽い心理戦のような様相に。とはいっても、そこが本題ではなく好きだからこそ近付くのが怖いというじれったい展開にシフト。
劇的な展開こそ起こらないが、これくらいの現実感のあるストーリーの方がメインターゲットには刺さるのかなぁ。もうちょっと塩で引き立つ甘さが強くても良かったんじゃねぇかな。
2人の恋の行く末を見守ってくれるリスナーさんあったけぇ。
挿絵が少ないのがちょっと気になりましたね。
聴くanimeの方もチェックしたが、御簾納さん役の花守さんの落ち着いたトーンの声良いな……。キュアコーラルの時の声質も可愛くて良いが、この低めの声はこれはこれで安心感があるというか。
これは続けられそうなそうでもないような……。ただ、2巻が出たとしても続きを買うほどではないかな……。
燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A
著者リンク
・失恋探偵ももせ(電撃文庫、2013/04)
・陰キャになりたい陽乃森さん Step1(電撃文庫、2017/10)
・三角の距離は限りないゼロ(電撃文庫、2018/05)
・みみみみ -御手洗澪には未来が視える-(MF文庫J、2024/09)
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