【漫画】SPコミックス版 サバイバル 9巻【感想/ネタバレ】
作:さいとう・たかを
「おれには…………おれには死神がついているのか!!…………」
1989年3月刊行物。
さて、ロバート共に富士の樹海を抜けるべく進むサトル。毛虫を食べようと言い出すサトルとそれに拒否感を示すロバート。ここはやはり若さ故の適応力の高さなのかなぁ。未来に対してどれだけ希望を抱いているかの差もあるのかもしれないけど。
ただ、サトルが家族に会いたい一心で行動してるとはいうが、そこまで家族大好きー!という描写があったわけでもないんだよなぁ。
どうだろう、自分がサトルの立場になったとして、家族に会いたいという気持ちだけで頑張れるだろうか……。
樹海の中で出会った野犬。それはかつて鈴木家で飼っていたサリーのようで。これまでペットがいたなんて話は全くしてなかったのに、それは無理がないか……?
このサリーとの戦いで、ロバートは生命を落としてしまう。うーん、一時的に目の見えなくなったサトルを捨てていこうとする罰が当たったのか……。
ロバートが自身を見限ったと気付きながらも、傷ついた彼を助けようとするサトル。恨むのはやめようと思えるその精神性すんげぇよな。
俺なら許せねぇ、ぶっ殺してやる……って思うけどな。まぁロバートが死んだ時は何で死んでしまうのん……ってなったけど……。
サトルが出会った人が次々と死んでいく。これ、サトルが死神なんじゃなくて、普通は死ぬ状況を突破してきてるんだよな……。
そんなサトルに寄り添うようについて来てくれるシロ。マスコットキャラになった途端、可愛く描かれるようになってない……?
サトルは家族に会いたいという気持ちから、家族と再会して支えたいという気持ちに心境の変化があった様子。でっかくなりやがって……!
燃:A 萌:A 笑:B- 総:A+
シリーズリンク
・SPコミックス版 サバイバル 8巻(1989/02)
・SPコミックス版 サバイバル 10巻(1989/03)
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