【漫画】パタリロ! 9巻【感想/ネタバレ】

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作:魔夜 峰央

「スパイダーマン!!とは世を忍ぶ仮の姿!しかしその実体は!さきの副将軍、水戸光圀であるぞ」

めちゃくちゃやんけw
1981年10月刊行物。

今思えば「本筋」という言葉、この漫画で学んだ気がするんだよな。本筋が進まんのです、みたいな言い方をさ。

『雪がやんだら』でネコちゃんの真似をするマライヒのあざとさといったら。強かな面もあって確かにネコのイメージがぴったりかもしれない。
グローブナー将軍、過去シーンだけでなく現代でも登場し、これから重要なキャラになりそうと見せかけて、あっさり死んでしまうという。アルェー?

『殺しのライセンス』ではマライヒのそっくりさん、カジュアルに出て来過ぎでは?今回なんて登場した時点で死んでたし……。もうちょっとこう、重要な役割を与えてあげてもよかろうにw
以前から垣間見えていた麻薬を強く憎むバンコランの姿勢が今回も発揮されている。これって『霧のロンドンエアポート』で回収されるんだっけ。

『タマネギ!』では存在感の増してきたタマネギ部隊の成り立ちが語られる。そうか、初期メンバーはお母さんが招集したんだったか。
パタリロの存在を認められない若き21号の葛藤が描かれる。珍しく国王らしい格好良さを見せるパタリロが好き。良い話だな~。

『パタリロ8世と10世』ではタイトル通り、子孫10世が登場。どんどんご先祖や子孫キャラが増えていくw
バンコランの言動もどんどんむちゃくちゃになっていってるのが面白いね。

『旅立てジャック』は巨大アヒルのジャックの愛嬌のある顔が可愛くてとても良い。ぬいぐるみ出したら売れそう。
こいつ、この1話限りの出番なんだっけ。また出て来てほしい可愛さなのに……。

怪奇短編『タロット』では占い師ザカーリが登場。ザカーリといっても『パタリロ』に登場するザカーリとは別人。
『アメリカ乗っ取り!』の原型となった短編なわけか。あちらでは占いを悪用したパタリロが最後は酷い目に遭っていたけど、こちらはボロ儲けしてそのままハッピーエンドってズルくない?
最後の最後にタロットとは何かと注釈入れるのはダサいな……。

燃:A 萌:A 笑:A+ 総:A+

シリーズリンク
パタリロ! 8巻(1981/07)
パタリロ! 10巻(1982/01)

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パタリロ! 9 (花とゆめCOMICS)

漫画

Posted by お亀納豆