戦う司書 The Book of Bantorra 最終話「世界の力」

「本は素晴らしいものだよ。人が生きた証を残せるんだから」

いよいよラスト。って、サブタイトルの統一性……(´・ω・`)

ハミュッツの本喰われの能力によって、次々とルルタの仮想臓腑内に呼び出される武装司書達。ヴォルケンの登場にはテンション上がらざるを得ない。何で前回に挿入曲としてOP使っちゃったんだろう。使うなら、今回じゃね?

尺の都合でカットされるんじゃないかとハラハラしていたイレイアおばちゃん若返りはちゃんとありました。キャストは田村ゆかりさん。ちょっと声甘ったる過ぎな気もする。
イレイアおばちゃんとモッカニアのチートっぷりは異常。

現実世界と仮想臓腑内で暴れ回る武装司書と世界の人々の力でルルタはニーニウを止めることに成功、世界は救われる
力を使い果たしたハミュッツはヴォルケン達に看取られて息を引き取った。これは良いシーン。

最後にはちゃんと原作通りのエピローグも。十年分老いたマットさんの渋さが堪りません。
そのまま、しっとり終われば良かったのに、普通にED流すんかい。

総評

というわけで、人が死ぬと本になる世界で繰り広げられる、死んでからが本番のアクションファンタジー『戦う司書 The Book of Bantorra』、事前特番1本+本編全27回でした。

終わってみれば、本編を再構成した上で要所要所にオリジナルエピソードを盛り込んだ構成は良い出来だったと思う。
アニメ用にちょっぴり萌え成分を増量していたことも注目。

作画のクオリティも良い水準で安定していたし、面白かったです。ただ、放送局の少なさから爆発力は無かったかなぁと。U局とかで放送していたら、もうちょっと反響あったんじゃね?俺が知らんだけで、売れてんのかな。

後番は同じくスーパーダッシュ文庫から刊行されている『迷い猫オーバーラン!』。番宣見たら、テンション上がってきたぜー!
ちなみに次週からは23時から待望の『ゼーガペイン』も始まるわけですが、間に30分空いてるのが辛い……。その間は何が放送かと言うと、もう1週遅れて『Angel Beats!』が開始。最早、これは視ろ!という神のお告げなのか……。

燃:A 萌:B 笑:C+ 総:A+

戦う司書と世界の力 BOOK10 (集英社スーパーダッシュ文庫)
戦う司書と世界の力 BOOK10 (集英社スーパーダッシュ文庫)