「地下鉄に乗るっ」シリーズ 京・ガールズデイズ1 ~太秦萌の九十九戯曲~
「いやいや、ぶっちゃけ世の中かわいい女子高生がやってるってだけで、なんだって話題になるものなんだよ。神社の市場にしても地下鉄の販促にしても」
「なんでここで地下鉄が出てくるんです?」
それ以上いけない。
地下鉄に乗るっ
講談社ラノベ文庫2015年9月の新刊。約3日の積み。
京都市営地下鉄の応援キャラクターである女子高生達がこの度、何とノベライズ。ラノベ読みの俺としては普段、通勤で使っていることもあり買わざるを得ない。
地下鉄に乗りながら本作を読むとか、俺マジ利用者の鑑。
もう、駅構内には至る所にポスターが貼ってあるから嫌でも見ちゃうんだよなぁ。最近貼られるようになったレオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展とのコラボポスターの萌のポーズがあざと可愛くて腹立つw
著者の幹さんは講談社ラノベ新人賞でデビューした人か。
さて、地下鉄が大好きな少女、萌と幼馴染みの咲、ミサの3人は京都のパワースポット巡りをすることに。そんな彼女達の元に精霊を自称する都くんが現れて……。
タイトルに『ガールズデイズ』とあるように、ちょっと百合要素有の少女達の冒険が描かれていく。あくまでも「ちょっと」というところがミソで、壮大な話が展開していくわけではないのよね。神様とかは出て来るけど。
もっと地下鉄に乗るシーンがあっても良かったと思うんだけども。それこそクッソマニアックな地下鉄あるあるとかあったら面白かったのにな。
実際には京都の名所をあちこち訪ねるような構成に。まぁ、それで地下鉄の利用者が増えればそれで良いんだとは思うが。
ストーリーの展開上、小説だけのオリジナルキャラも登場。これは後々、他のメディアへフィードバックする流れですわw
あ、男は全然出て来ません。
モノクロイラストが殆ど背景真っ白なのはいかがなものかと思うが……。
普通のラノベだったら切るんだけど、地下鉄へのお布施という意味もあるし、もっとキマシ展開が発展すれば伸びるかもしれないし様子見かしらん。
シリーズって銘打ってるってことは、他にも展開する気なんだろうか。
燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A-
シリーズリンク
・「地下鉄に乗るっ」シリーズ 京・ガールズデイズ2 ~太秦萌の九十九戯曲~(2016/09)
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