愛蔵版 フルーツバスケット <3>

愛蔵版 フルーツバスケット 3 (花とゆめCOMICSスペシャル)
作:高屋 奈月

(どうして、おまえみたいな奴が俺の側に居てくれるんだろう。泣いてくれるんだろう。どうして願うんだろう。もう、そんな資格、俺に有りはしないのに。側にいること自体が間違いなのに。なのに、今度こそ大切にしたいって、離れたくないって願ってしまうんだろう)

2015年10月の新刊。
表紙は紫呉、裏表紙は楽羅ということで順番通り。

新登場の十二支は寅の杞紗(きさ)。当時は杞紗可愛いよ杞紗と大興奮していた俺ですが、趣味嗜好が変わったのか、単に歳をとったからなのか、可愛いとは思うけど、んほぉぉぉおおおおおおおおと思うほどではない。

で、本作の肝となる夾の真の姿の登場。これまではいくら呪い呪いと言っても、動物の姿に変身するのと慊人の病んでる感じくらいで、ビジュアル的に異質なものは無かったんだけど、ここにきてクリーチャーですよ。

透のメンタルの強さによって事無きを得たわけだが、師匠、大博打だよな……。それによって夾は救われたから結果オーライだけどさ。
それにしても透の包容力があり過ぎて、こんなん好きになるなとか無理ゲーだわ……。

この真の姿編がハイパークライマックスでアニメ版のラストにも据えられているらしいけど、実はまだ原作全体の1/4くらいという衝撃。
あれか、人気が出たから、どんどんシリアスな方向に振っても良いというお達しが出た頃だったんだろうか。

それはそうと後書きの楽羅が別人過ぎて吹く。誰だよw

燃:C 萌:A 笑:A- 総:A+

シリーズリンク
愛蔵版 フルーツバスケット <2>(2015/09)
愛蔵版 フルーツバスケット <4>(2015/11)

漫画

Posted by お亀納豆