古書街キネマの案内人 おもいで映画の謎、解き明かします
「『ハモンハモン』でねぇ、まだ新人のペネロペ・クルスがねぇ、夕焼けバックにおっぱいチュッチュでねぇ、カモンカモンでねぇ、あれはよかったねぇ」
宝島社文庫2016年3月の新刊。約4日の積み。献本を頂きました。有り難うございます。最近、このライトノベルがすごい!文庫で大泉さん見ないなーと思っていたら、ライトミステリ路線に魔改造されていたでござるの巻。
ただ、他のラノベレーベルでちょいちょい本を出している模様。
主人公、多比良龍司(たいら・りゅうじ)は亡くなった叔父の遺品整理をする中で、神保町にある名画座、神保町オデヲンにやって来る。そこで出会ったのは映画にまつわる謎を解き明かす案内人、六浦すばるさんで……。
ここまで『ビブリア古書堂』テンプレートを使ってくると、いっそ清々しいな……。そもそも古書ってタイトルに入れるほど関係無くね?
どうにも『ビブリア』効果で売れることを狙っているように思えてならない。
映画の盗撮犯を捕まえるエピソードは犯人の手口や映画界隈の問題点が説明されていて興味深かった。
ただ、タイトルから外れつつある内容だったけど……。「おもいで映画の謎」ではないよな……。
だから年上のお姉さんとのLOVE寄せをもっと入れてくれれば良いとあれほど。
巻末にはやはり参考文献が掲載されている。1冊書くのに相当な時間がかかってそうだけど、採算とれるもんなんだろうか。
燃:C 萌:B+ 笑:B+ 総:A-
著者リンク
・東京スピリット・イエーガー 異世界の幻獣、覚醒の狩人(2014/01)
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