【映画感想】ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-

これはゲーム、そう思っていた━━━━

みんなのDEBAN。

概要

近年、流行っているらしい原作者監修によるオリジナルストーリーの劇場版。劇場版で『アリシゼーション』編始動。そう思っていた時期が俺にもありました。

案の定、席取り合戦で予約開始日の朝6時過ぎにはド真ん中の席は埋まりつつあったという。『まどマギ』の時の反省を活かして、朝一に予約しておいて良かった。
映画館は上映開始30分前には、既に人でいっぱいになっていましたね。「みんな『SAO』好っきゃな~!」と他人事のように思う、どうも俺です。

意外にも来場者特典はポストカードで、書き下ろし小説は物販にも無かった。そんなもので釣らなくても人は来るだろってことなのか。
パンフレットの表紙はやたらキラキラしてるな……。

アニプレックス絡みのアニメ映画の宣伝が流れるわ流れるわ。どれも面白そうだから困る。その中でも『トリニティ・セブン』劇場版の宣伝がクッソ格好良くてビビった。ZAQさんが歌う主題歌に合わせてのプロモーションが非常にワクワクする。これ、原作既読組だったら全身弾け飛んでるわ……。
と思って公式サイトでもっかい見たら、絶賛するほどではなかった(ぉ
これが映画館効果……!

時系列

アニメ2期のラストエピソード『マザーズ・ロザリオ』編から僅か2週間後だそうで。この後に『アリシゼーション』があるから、あまり間を空けることが出来なかったのかしらん。

オーディナル・スケール

フルダイブ型のゲームではなく、《オーグマー》と呼ばれるデバイスを装着して現実に重ねられたAR描写を楽しむゲーム。
プレイヤーには様々な行動によりポイントの増減が行われ、それによってランクが決定するというシステム。
パンフにだけ載っているゲームの世界観設定が普通に面白そうで笑う。

現実世界にモンスターが現れるかのような演出はワクワクもんだろうけど、ランクシステムが現実にあったとしたらギスる未来しか見えないw
加えてAR表示に気を取られて事故る奴が大量に出て来そうである。

しかし、このゲーム、特定エリアにイベントボスが湧くって、首都圏以外では行われていないイベントなんだろうか……。

あくまでも身体を動かすのは現実の自分の身体能力に依存するので、運動不足なキリトさんが乗り気じゃないの笑う。

半年程前にに『ポケモンGO』がリリースされ、一気にARというものが身近になったところでの、この映画公開というのは何やら不思議な縁のようなものを感じる。

アインクラッドのボス達

《OS》のイベントで登場するのは、かつてキリトさん達が戦ったアインクラッドの強敵達。劇中では主に10層以降のボスが登場。更には途中でクリアされたため、お披露目されることのなかった上層のボスまで。

序盤の掴みの戦闘なのに、10層ボス《カガチ・ザ・サムライロード》とのボスバトルが作画凄過ぎて引っ繰り返りそうになるw
このボス群は『SAOP』で登場することになるのか。最速でも5年くらいかかりそうで気が遠くなるw

今回のキリトさん

やはりVRとARは大きく違うため、中盤まではなかなか思うように身体が動かず、フラストレーションが溜まることに。
身体能力に影響を受けないゲーム世界を好む辺り、親近感が湧きますねぇ。

パスタを箸で食うの、ぐう理解る。

正妻アスナ

付き合ってるんだから当然っちゃー当然なんだが、これでもかとキリトさんとイチャついている。彼との絆もしっかりとクローズアップされ、まさにヒロインといった具合で。
勿論、お風呂シーンもあるよ!横乳!横乳!

「このあと滅茶苦茶セックスした」って注釈入れたくなるシーンが3回くらいあって笑うしかない。
パンフを見たら、1人だけ私服設定多過ぎワロリン

いつもの面々

『SAO』オールスターと言って遜色ないほどに様々なキャラクターが登場し、『キャリバー』でパーティーを組んだ人達は一通り活躍の場が用意されている。

現実の自分の姿で《OS》の装備を着込むので、地味な髪色に派手めの装備というのが、ちょっとアンバランスで絵的に勿体無かったですね。

ただ、獣人トラ男みたいなモブがいたので外見を変えることは可能な模様。あのモブ、印象に残り過ぎなんだよなぁw

クライン率いる風林火山のメンバーが仲良く遊んでいるのほっこりする。あいつ等、めっちゃ楽しそうだよなー。

直葉は《OS》の衣装を着込んだイラストが公開されているけど、劇中でプレイしているシーンは一切無いよ!やったー!
不満な人はぼいんぼいんに弾むおっぱい見て我慢しろってことか。

ユナ

ゲストヒロイン。演じるのは『アナ雪』でアナ役を演じた神田沙也加さん。えらくビッグな人を連れてきたな。
今回、ゲストキャラは全員ミュージカル畑から引っ張ってきてるというのが面白い。歌ってるのユナだけなのにw

『とある魔術の禁書目録』の劇場版もゲストヒロインが歌姫だったので、みんな歌姫好き過ぎ問題である。
いや、そりゃ楽曲をいっぱい作ってCD出して売りまくって、勝ったな!ガハハ!ってやりたいんだろうけど。

《OS》のイメージキャラクターとして大活躍。一挙手一投足があざと可愛い。ライブシーンはもっと長くても良かったよな。

最終決戦

まさか今回のラスボスが誰も知らなかったアインクラッド100層のボスとはな……。ただ強いだけでなく、抗うことすらおこがましいと感じる神を想起させるデザイン、キモ格好良い。

この戦いはユイの大活躍により総力戦に。《ALO》や《GGO》からも心強い仲間達が参戦。キリトさんの二刀は印象的に登場するかと思っていたけど、思いの外アッサリ出て来たな。

最後の最後でリーファが参戦してホッとした。まさかのハブかと思ってヒヤヒヤしたぜ。ユイは何故、胸の谷間に入っていたのか……。

A-1 Picturesだから間違い無いのは判っていたが、作画の圧倒的のクオリティな。動き過ぎて何やってんのか理解らなくなってくるw

アスナがユウキの幻影と共に放つ《マザーズ・ロザリオ》最高かよ……ってなった。このシーンだけでも映画館行く価値ありますわ。めっちゃ鳥肌立った。

そして

人工知能の新たな可能性を示したユナという存在。その一方で、菊岡さんは別途、人工知能に関わるプロジェクトを進めていた。
ED後にちらっと描かれたのはラースという企業が何かの研究を行っている様子。そこには比嘉タケルの姿も。モニタに映る景色はアンダーワールドのもので……。

最後に「SAO will return」の文字。観客がざわざわしてワロタ
俺も事前に聞いてなかったら目を剥いたと思うが、試写会に行った人がバラしてたからな……。

何やて工藤!この映画は単体でもハイクオリティである上に、『アリシぜーション』編の壮大なプロモーションやったっちゅーことか!

まとめ

SAOサバイバーがいる限り無限に話が出来る、そう思わせる映画でした。
主だったキャラは全員出演、いつもの『SAO』でありながらARという今までとは全く違った切り口で挑んでくるスタンス、今後の展開の示唆も行うという、テレビシリーズありきの劇場版として、お手本のような仕上がりだったと思う。

分かり切っていたことだが、とにかく戦闘シーンの作画が凄い。最終決戦以外はAR戦闘なのでド派手なエフェクトがあるわけではないが、アクションがキレッキレである。
いいから、つべこべ言ってないでさっさと映画館行ってこいよゴルァ!

『アリシゼーション』は媒体何だろうなぁ。劇場公開で全6章構成とか、分割3クール辺りが妥当なところかしら。
『SAO』の実績なら、ぶっ続けで3クールでもいけそうだけど、単純に製作陣の体力が尽きそうなんだよなぁw

燃:S- 萌:A+ 笑:B+ 総:S

シリーズリンク
ソードアート・オンラインⅡ #24「マザーズ・ロザリオ」
ソードアート・オンライン アリシゼーション -アリシゼーション- 第1話「アンダーワールド」

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Posted by お亀納豆