【ラノベ】青春ブタ野郎は迷えるシンガーの夢を見ない(通常版)【10巻/感想/ネタバレ】
著:鴨志田 一 イラスト:溝口 ケージ
知りたくなかったことでも、見たくなかったことでも、知ってしまって、見てしまったあとでは手遅れだ。
もう知らなかった自分に戻ることはできない。
知ってしまった自分が今の自分だから。
その自分と付き合っていくしかないのだ。
2020年2月の新刊。約2日の積み。1年4ヶ月振りの新刊。ドラマCDには興味が無かったので通常版をチョイス。
大学生編始動までに随分と時間が掛かりましたね。『鉄血のオルフェンズ』関連の仕事が忙しいのかしら。一章だけは電撃文庫MAGAZINEに掲載されたんだっけ。
さて、今度のヒロインは一体誰でしょう。大学で新たに出会った娘になるのかと思いきや、スイートバレットのセンター、づっきーであった。それは予想外だったわ……。表紙を見ても全然ピンとこなかったわ。
思春期症候群に遭遇することも無くなり、穏やかなキャンパスライフを送る咲太。しかし、ある日、同じ大学に通っているづっきーの様子がおかしいことに気付いて……。
三つ編み+眼鏡で野暮ったい麻衣さん可愛いな……。
づっきーのエピソードを進めながらも、おっ、こいつ、ヒロインのポテンシャルあるな?と思しきキャラがちらほら。大学生編だけでもそれなりに冊数を出すつもりなのかしらね。こういう事前にフリを済ませておくスタイルは好き。
朋絵や理央も少ない出番とはいえ登場。咲太と朋絵の仲の良い先輩後輩の距離感、良いな……。たまに会ったらおちゃらけたやりとりをするけど、深くは付き合わないっていう距離感な……。
朋絵語録が出なかったのが残念。ばりむかー!とか、いっちょんわからんとか言って欲しかった。
づっきーの自分探しの旅に付き合うことになる咲太。三色まぐろ丼、めっちゃ旨そうだな……。
空気を読むべきかどうか問題は難しい話である。まぁ結局は何が自分にとって大切なものかって話なんだよなぁ。空気を読むことで自分が大事にしているものが守れるかという話で。
そして咲太の前に姿を現す霧島透子。彼女がいわゆるラスボスキャラなのだろうか……?
燃:C 萌:A 笑:B+ 総:A
シリーズリンク
・青春ブタ野郎はランドセルガールの夢を見ない(2018/10)
・青春ブタ野郎はナイチンゲールの夢を見ない(2020/12)
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