【特撮感想】仮面ライダーアマゾンズSeason2 Last Episode「AMAZONZ」【第13話・最終話】

「俺は最後まで生きるよ!」

サブタイ、最後の「Z」の使い方はこうきたか。初回と同じタイトルというのは感慨深いですね。
いよいよラスト。2話以降、ほぼほぼ30分に収まっていた尺だが今回は38分もある。

イユの廃棄処分は覆らない。4Cに乗り込んで、これを止めさせようとする千翼だったが、それを先読みしていた黒崎達の猛攻の前になす術がない。
いくら再生力が半端無いからって変身が解けても銃で撃たれ続ける絵面はかなりキツい……(´・ω・`)
結局、4Cの建物に入ることすら出来ず撤退。長瀬は向こう見ずな行動ばかりだけど、良い奴なんだよな……。

戦うしかない駆除班とマモル。5年という歳月の間に出来てしまった溝はもう埋まらない。
アマゾンアルファとクラゲアマゾンの戦いに合流するが……。

マモルとしても、もうどうあっても志藤さん達の所へは戻れないという気持ちがあったんだろうな。だから何が何でもオリジナルの存在にすがるしかないという。
圧裂弾からクラゲを守って消し飛んでしまう。しかし圧裂弾の威力は凄まじく、クラゲも爆発に巻き込まれて。

最後まで線引きをぶれさせなかった仁さん。それが仁さんの強いところでもあり、曲げられない考え方が悲劇を呼びもする。

千翼とイユに残された僅かな最後の時間。土や落ち葉でケーキを作るシーン、切な過ぎかよ……(´;ω;`)

感情の昂ぶりに合わせてアマゾンネオの拘束具すら破る千翼のアマゾンとしての能力。それは最早、千翼という人格が良い悪いに関係無く脅威となってしまう。

アルファとオメガがネオを狩るシーン自体は無く、残されたのは千翼とイユの腕輪だけ。何で死ななきゃいけなかったんだ……。

意味深な言葉を札森に投げかけ、銃を置いて何処かへ立ち去る黒崎。千翼達を見て、自分の生き方を見詰め直したのか、はたまた自らの感染を悟ったのか。

激突する3人のアマゾンライダー……というところで「ウォーウォーウォーウォーウォーウォウォー」→後はお察しください、みたいなオチは可能性として考えていたけど、EDの後に局長が新しいシグマプロジェクトとか言ってる時点で終わる気ゼロですやんかw
で、失敗してまた大量にアマゾンを発生させるんですね、分かります。

始めることは出来ても終わらせることは出来ないということか。深いこと言う会長は好きだけど、作品をちゃんと完結させてくれないのは困るぞ……。
いや、流石にあれはアマゾン細胞の脅威は終わらない……ってホラー映画ばりのオチというわけではなく、明確に何かしらの展開が予定されているってことだと思うが……。

あれ、回想シーンで七羽さんを襲っていたアマゾンは結局何だったの?マモルが水源に埋めた腕はクラゲアマゾンのもので、クラゲの腕はその後再生したってこと?
七羽さんの目的は?基本的には最早理性を失っていて、時折七羽さんの意識の残滓が浮かび上がってきていたってこと?
謎が残り過ぎでは……。

結局、千翼の正体もスーツ造ったのにあまりはっきり映らないままか……。

総評

そんな具合で大人向け平成仮面ライダー、喰うか喰われるかの運命『仮面ライダーアマゾンズ』、Season1と2合わせて全26話、これにて完結。
本家子供向けのニチアサライダーとこちら、1週間に2本もライダーが見れるという実に幸せな期間であった。

平成1期を思い出させるシリアスなシナリオに、アイテムのギミックありきではないバトル、そして魅力的なキャラクターの数々とぐいぐい惹き込まれる物語でした。
正直、グロはもっとやっても良かったと思ってる。加納さん死亡辺りがグロのクライマックスだったのが肩透かし感ある。

結局、Season2のテレビ放送はやらないのね。流石にそのままでは流せないと思いますけど。
続きはどうなるんだろうなぁ。平然と来春からSeason3が始まるってのは拍子抜けだろうし、何かしら媒体を変えての発表かなぁ。

正直、アマゾン細胞の設定上、なんぼでも続けられるよな。今回の溶原性細胞にしたってアマゾン細胞が変異したって話なんだから、それこそ悠や仁さんのアマゾン細胞が変異して空気感染するようになるってことも……。

燃:A+ 萌:B+ 笑:C 総:A+

エピソードリンク
Episode12「YELLOW BRICK ROAD」

シリーズリンク
仮面ライダーアマゾンズ THE MOVIE 最後ノ審判

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特撮

Posted by お亀納豆