「きっと今の私は……誰が何と言おうと世界一幸せな女の子だ」

いよいよ最終回。絶望的な状況の中、クトリはヴィレムを救うため、自分の最後の存在を賭けてもう一度戻ってくる。殆ど染まってしまった髪の中に僅かに青色が見えるのが辛い。

１話冒頭のシーンへと辿り着く。悲劇を連想させる導入にしておいて、その後にそれをぶっ飛ばすようなハッピーエンドが……と僅かな希望を抱いていたけど、そんなことなかったわ。
挿入歌がまた心を締めつけてくるんだよなぁ……。壮絶な戦いの中でのヴィレムとクトリの台詞の掛け合いが泣かせる。

クトリはヴィレムを守って獣達と戦い、そのまま消滅したってことかな。ネフレンも助かったかと思いきやアウトか。
ヴィレムも行方不明になってしまったのか。これ、待ってるナイグラートやアイセアからしたら凄ぇキツいのでは……。

特殊ＥＤで終了。最後に映った青髪の赤ちゃんはクトリの転生ってこと？
あっ、ラスト２話は原作者脚本だったのか。

総評

そんな具合で世界で一番幸せな女の子の生涯を描いたスニーカー文庫原作『終末なにしてますか？忙しいですか？救ってもらっていいですか？』全12話でした。１話の掴みが上手くて、ついつい最後まで視てしまったわ。

派手な展開は全然無かったけど、クトリのヒロインとしての可愛さとその先の別れを予感させる切なさで牽引した感じ。
ヴィレムとクトリのいちゃいちゃはもっと長くても良かったのよ。

続編自体はあるけど２期はどうだろうなー。個人的には非常に好みだったけど、昨今の風潮には合わなそうだが……。

燃：Ａ　萌：Ａ　笑：Ｃ　総：A+

エピソードリンク
・＃11「どうか、忘れないで －evidence of existance－」

終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか?#EX (角川スニーカー文庫)
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