【ラノベ感想】※妹を可愛がるのも大切なお仕事です。
著：弥生 志郎 イラスト：Hiten（ひてん）
（下着姿で）
ＭＦ文庫Ｊ2017年７月の新刊。約１ヶ月の積み。新作『Ｑ.もしかして、異世界を救った英雄さんですか? Ａ.違います、ただのパシリです。』の始動から５ヶ月、更に新作を出すというよく理解らない刊行スケジュールで登場。
ラノベ作家ものと聞いたら取り敢えず買わずにはいられない。
巳月紘には愛しい妹、唯々羽（いいば）がいる。２人には兄妹という以外にも担当編集と作家という顔も持っていて……。
売れ線とは真逆の作風でデビューしながらも１巻打ち切りが続く妹を何とか支えてやろうとする兄の行き過ぎているようなそうでもないような兄妹愛が描かれる。
うーん、これは何ともどっちつかずというか……。業界ものとしてもラブコメとしても中途半端というか……。
最初こそ兄妹の変態染みたイチャイチャっぷりが見れるかと期待されたが、特に後半へ向けてエスカレートしていく様子も無し。
三角関係を形成するヒロインもあちこちに配置されているが、あまり効果的とも思えず……。これはタイトルに偽り有と言わざるを得ない。もっちイチャコラして良かったんですよ。
業界ネタも大してあるわけじゃないしなぁ。そうなんだよなぁ、唯々羽のキャラクターが執筆に対してパッと見ガツガツしているように見えないから、ラノベ作家ものとしても弱く感じてしまう。
このパッケージングでなければ、感じ方も違ったかもしれないけど、これでラブコメとして推されても……。うーむ。
次は2017年９月に『Ｑ.もしかして、異世界を救った英雄さんですか? ２ Ａ.それは、ずっと昔の話です。』。
こちらは一発ものということなんだろうか。どっちにしても、もう買うつもりは無いが……。
燃：C+ 萌：A- 笑：B+ 総：A-
| ※妹を可愛がるのも大切なお仕事です。 (MF文庫J) | |
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弥生志郎 Hiten
KADOKAWA 2017-07-25 |
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