【ラノベ】スキだらけ女教師と異端生徒 -斬影桜花-【感想】

スキだらけ女教師と異端生徒〈イレギュラー〉 ―斬影桜花― (ファンタジア文庫)

著:亜逸 イラスト:はる雪

「ホけんタいぃいイイいぃぃいイイいイィいいぃィぃイいぃイイいいィいいィィくっ!!」

ファンタジア文庫2018年2月の新刊。約2日の積み。『イグニッション・ブラッド』の3巻打ち切り完結から1年4ヶ月、亜逸さんが復活。

タイトルの「異端生徒」は「イレギュラー」と読みます。
イラストのはる雪さんは『プロデュース・オンライン』でファンタジア登場済。やはりあちらは1巻打ち切りか……。

スキルが当たり前に存在するようになった現代世界。防御と回復しか能が無い主人公、乙姫優人の通う角宿(すぼし)学園に、かつて彼が生命を救われた零姫(ぜろひめ)、夜々木結々(よよぎ・ゆゆ)が新人教師として赴任してくる。勇人は想い人との再会に心を躍らせるが……。

うっひょぉぉぉおおおお、年上ヒロインだぜぇぇえええええッ!!と意気揚々として購入したんですけど、うーむ……。
スキだらけというほど、そういうスキを見せてくれるシーンが無かったんじゃない?

最近の、ゲームのシステムをそのまま落とし込む風潮に乗っかってるのか、スキルスロットなんて設定が出て来るんだけど、これは活かせていると言うのだろうか……。
もっとスロット数の話とかをねっとりやってくれたら、設定厨の俺の琴線に触れたかもしれないのだが。

優人の異端生徒という表現もどうにも大げさなように思う。スキルが全く使えないわけではなく、回復と防御に適合率が特化しているだけだったら、ただの個性では……。

加えてやたら重たいストーリーの根幹にあるもの。まぁ、これは俺が年上のお姉さんとのいちゃいちゃを期待し過ぎていたから、その反動でしんどく感じたというのもあるかもしれんが。

全体的に無駄に文字密度が高く、1つの文章が冗長に感じた。更に同じ単語が短いスパンで繰り返されるのももにょっとする。これは読み難い。

そんな具合で新シリーズでした。たまに比喩表現がクスッとくるくらいで、目立った面白さは無かったかなぁ。
これは2巻打ち切りコースでしょ……。

燃:B- 萌:A- 笑:A- 総:A-

イラストリンク
プロデュース・オンライン 棒声優はネトゲで変わりたい。(ファンタジア文庫、2017/02)

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スキだらけ女教師と異端生徒〈イレギュラー〉 ―斬影桜花― (ファンタジア文庫)
スキだらけ女教師と異端生徒〈イレギュラー〉 ―斬影桜花― (ファンタジア文庫) 亜逸 はる雪

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