【ラノベ】誰が為にケモノは生きたいといった 2巻【感想】
著:榊 一郎 イラスト:ニリツ
「生きるという事は、誰かの何かを奪って、代わりにその誰かの何かを押しつけられる事ですよ」
2018年6月の新刊。約2週間半の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙は新登場の棄界人ハンネ、マルテ姉妹。着ているのは一応メイド服らしいのだが、背中はざっくり開いてるわ、お尻は見えてるわで。横乳もあるでよ。
帯も誤解を全力で招こうとしているし、何という攻めの姿勢か。
ってか2巻の表紙はユーフェミアであるべきなのでは……。あれか、ケモミミなりケモシッポがないと表紙に出る資格は無いということか。
さて、現世人が興したと言われるアータートンの街へとやって来たイオリ達。そこで待っていたのはイオリやユーフェミア以外にも王族捜しの命を受けた罪人と棄界人の姉妹で……。
1巻でタビタが王族の末裔と判明したのも展開が早いと感じたが、ユーフェミアの方の謎やイオリの上官殺しの謎も解明しちゃったな……。
ただ、ユーフェミアの心臓がチヅルのものってことは判ったが、それだけの理由でチヅルがユーフェミアの身体を動かせるものだろうか?
今回の一見でユーフェミアも吹っ切れたようだし、そうそう表に出て来るようなことはなくなるのかもしれんが……。
今回は生きるとはどういうことかが、ユーフェミア等の立場に重ねながら描かれていく。あぁ~、お説教されるの気持ち良いんじゃあ~。
表紙でドカンと良い扱いを受けたハンネがあっさり退場してしまったのが惜しい。表紙に釣られて買った人が可哀想じゃない?
王族捜しを邪魔するべく現れた謎の不気味な男ウォーレン。いや、どうも男ではないようにも思える描写だが……?
こいつとの決着は次巻へ持ち越しか。
後書きによると3巻で一区切り、その後は売れ行き次第ということらしいが……。あっ、これ『永き聖戦の後に』の後書きでも似たようなことを言っておいて結局続きが出なかったパティーンになるのでは……。
燃:A- 萌:A- 笑:B+ 総:A+
シリーズリンク
・誰が為にケモノは生きたいといった(2018/02)
・誰が為にケモノは生きたいといった 3巻(2018/10)
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誰が為にケモノは生きたいといった2 (ファンタジア文庫) | |
榊 一郎 ニリツ
KADOKAWA 2018-06-20 |
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