【ラノベ】覇道鋼鉄テッカイオー 3巻【感想】
著:八針 来夏 イラスト:Bou
……人が、愛しい人に対して向ける愛は無限である!
……ならば彼女たちの携える純愛の剣もまた、無限の射程を誇るのだ!!
2013年1月の新刊。約5年7ヶ月1週間の積み。半年振りの新刊。
ルゥランの身体を蝕む時限陰毒殺の治療法が発見された。本当ならば喜ばしいこと。しかしカザンの心中にはミャウ=ガーに指摘された決定的な事実が蟠っていて……。
カザンに仕込まれていた洗脳によって、その姿を邪悪に変えた『鉄塊凰』。文章からめっちゃ禍々しく格好良いデザインが想像されるのだが、口絵にぼんやり描かれているだけで、どんな姿かよく判らないのよな……。
一応、これで最終巻なのに、最後の敵が『鉄塊凰』で良いのだろうか。てっきり闇堕ちしたカザンを助けた上でルゥランと一緒にボスをぶっ飛ばすんだとばかり……。
後書きでは打ち切りを明言していないので、もしかしたら3巻の売れ行き次第では続きが出る未来もあったのだろうか。
総評
そんなわけで積みに積んだスーパーダッシュ文庫『覇道鋼鉄テッカイオー』全3巻、これにて打ち切りである。足掛け1年2ヶ月。
ロボット+武侠+SFというラノベの非売れ線要素をこれでもかとぶち込んだある意味漢らしいシリーズであった。
正直申し上げてタイトルの格好良さはピカイチ。
1巻は結構ギャグもあったけど、巻数を重ねる内にそこがなりを潜めていったのが惜しかったかも。ギャグのパワーでぶち抜けば、もう少し続けられたのではないかと思う。
八針さんはこの後『メサイア・クライベイビィ』というシリーズを3冊出しているが、その後消息不明ですね……。
燃:A- 萌:A 笑:B+ 総:A
シリーズリンク
・覇道鋼鉄テッカイオー 2巻(2012/07)
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覇道鋼鉄テッカイオー〈3〉 (集英社スーパーダッシュ文庫) | |
八針 来夏 Bou
集英社 2013-01-25 |
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