【ボーダー】太秦荘ダイアリー【感想】
著：望月 麻衣 表紙イラスト：賀茂川
「ミサちゃんのツインテール保存会の会長に、なりたいくらいだよ」
双葉文庫2018年９月の新刊。約４日の積み。
何気なく京都新聞を眺めていたら、『京都寺町三条のホームズ』の記事が載っていて、そこに著者の望月さんがこんな本も出していると書いてあって、慌てて買ってきました。そりゃ地下鉄に載って通勤している身としては買わなきゃいかんでしょうがよ。双葉文庫なんて初めて読んだわ……。
京都市営地下鉄のイメージキャラクター達のノベライズ作品という扱い。以前に講談社ラノベ文庫からも『「地下鉄に乗るっ」シリーズ 京・ガールズデイズ ～太秦萌の九十九戯曲～』のタイトルでノベライズが刊行されているが、登場人物のパーソナリティくらいしか共通点は無く、ほぼほぼ別作品となっている。
冒頭にもお断りの一文が入ってるのなｗ
不思議な手紙に導かれて出会った３人の女子高生、萌、咲、ミサ。どこか懐かしさを覚える３人の記憶が甦る時、太秦荘でかつて起こった事件の真実が明らかになっていく……というお話。
企画の発端がどこにあるのかは判らないけど、望月さんが書く時点でそりゃミステリ寄りの話になるよなぁと。
ただ、個人的には日常に潜んだ謎を解くハートフルミステリー的なイメージで思っていたんだが、謎解きパートに入ってからは割とギスギスしていて、えぇ……（困惑）ってなりましたね。
基本は３人娘がメインだけど、イケメン達や麗お姉ちゃんにも出番はある。いや、そこはもっと麗お姉ちゃんの出番をですね……。えっ、麗お姉ちゃんは年上にしか興味ないって？なら俺にもワンチャンあるじゃないですか（ない）
これはシリーズ化するのかしら。するのであれば、今度はもっとギスらないハートフルな方向性でお願いしたい。あ、それともっとLOVEがあると良いですね。
あ、そうそう、太秦姉妹の定期合体ポスターが鬼のように可愛いので、皆さんも見てくださいね。
燃：Ｃ 萌：Ａ 笑：B- 総：Ａ
シリーズリンク
・太秦荘ダイアリー２ 三人娘、探偵になるっ！（2019/04）
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