【ラノベ】ライトノベルの楽しい書き方 10巻【最終巻/感想/ネタバレ】
著:本田 透 イラスト:桐野 霞
『あなたは?』
『あなたが今いちばん、好きだと伝えたい人は誰ですか?』
2012年1月の新刊。約9年10ヶ月半週間の積み。5ヶ月振りの新刊。
さて、海を隔てて離れ離れの2人。あれよあれよという間に時は過ぎ、そうしてる内に心はどんどん内向きに……。
2011年に起きた東日本大震災の事も取り入れられている。そうか、そんな時期に刊行された本だったか。
アメリカでは既にこの頃からハロウィンで盛り上がるのが恒例だったらしい。2012年頃って日本ではまださほどだったよな……?本田さんの先見の明ということなのか。
沈み切った剣の心に火を灯したのは、シアトルで金髪巨乳美少女と乳繰り合う(剣視点)八雲のだらけ切った姿であった。怒りの感情で復活を果たすの剣らしくてほんと面白い。まぁ、この後もう1回沈むんですけど。
常に皆を柔らかい微笑みと共に見守るまるみさんマジ聖母。再婚を考えても良い発言はどこまでマジなのか……。
市古さんは損な役回りではあるんだけども、剣の背中を押すという最高のアシストを見せてくれる。何て良い子なんや……幸せになってほしい……ぴよぴよ……。
剣が両親の愛を思い出すシーン辺りからぐんぐん盛り上がっていくのズルいよな。おじさん、こういうハートフルな展開に弱いんじゃ……(´;ω;`)
無我夢中で八雲の元まで駆け付けた剣。ようやく落ち着くべきところに落ち着いたという感じで。良かったねぇ良かったねぇ。
総評
そんなわけで一風変わったラノベ作家ヒロインとのドタバタラブコメを描くGA文庫『ライトノベルの楽しい書き方』全10巻、これにて完結。足掛け3年11ヶ月。
雑学を交えながらの無軌道なラブコメっぷりが印象的なシリーズでしたね。ちょっとクセが強い時があるので振り落とされそうにもなったが……。
あまりにも能天気な展開になるとダレていたので、程良くシリアスを噛ませた方が本田さんの持ち味を活かせるのかもしれない……。
本田さんはこの後、本を1冊も出してないんだよな。書きたいものを書き切ったということなのかな。一切の消息が不明っぽい。
燃:A 萌:A 笑:A 総:A+
シリーズリンク
・ライトノベルの楽しい書き方 9巻(2011/08)
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