【ラノベ】青春ブタ野郎はナイチンゲールの夢を見ない【11巻／感想／ネタバレ】
著：鴨志田 一 イラスト：溝口 ケージ
「彼女がいるのに、女子に電話番号を聞く男ってどう思う？」
「ブタ野郎だと思う」
2020年12月の新刊。約３週間半の積み。10ヶ月振りの新刊。
表紙のキャラがまたしても誰か分からない……と思ったら、ちょっと前からちらちら出ていた赤城郁実か。これまでイラストに出たことあったっけ……。
さて、咲太の前に現れた霧島透子を名乗る謎の少女。彼女は郁実にも思春期症候群を与えたと言う。時を同じくして巷ではSNSで「＃夢見る」という都市伝説が話題になっていて……。
透子が姿を現したことで、これまでに咲太が遭遇してきた思春期症候群の数々が線として繋がりつつあるということなんかな。
そのためか、全体的に緊張感が漂っており、ちょーっと暗い雰囲気になり過ぎかなぁ。もうちょい素直に笑えるシーンがあっても良いのにな……。
郁実の立ち位置も咲太が中学時代の一番困っていた時に彼の言う事を信じなかった大多数のクラスメイトの１人というものなので、甘酸っぱい空気になろう筈もなく。
郁実さん、真面目過ぎるのよねぇ。そんな自分の人生の方向性が変わるレベルで中学時代の事を引きずらなくてもええんやで……(´･ω･`)
咲太が郁実の問題を無視出来ないと理解っているから、麻衣さんも積極的にいちゃいちゃする感じじゃないもんなぁ……。
完結までこのテンションかと思うと気が滅入るが、どうなんだろうな……。
後書きは何と僅か１行のみ。怖い怖い怖い！これなら後書き無しの方がマシやぞ。鴨志田さんの精神状態が心配になってまうがな。
燃：Ｃ 萌：Ａ 笑：B+ 総：Ａ
シリーズリンク
・青春ブタ野郎は迷えるシンガーの夢を見ない（通常版）（2020/02）
・青春ブタ野郎はマイスチューデントの夢を見ない（2022/12）
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