【ラノベ】Strange Strange【感想/ネタバレ】
著:浅井 ラボ イラスト:しばの 番茶
「人殺しと人食いでお似合いじゃないか」
HJ文庫2010年12月の新刊。約9年8ヶ月3週間半の積み。『TOY JOY POP』からは4年4ヶ月振り。そんなに間空いてるのか。
『TOY JOY POP』の流れを汲む連作短編集。もしかして世界観繋がってるのかな。多分『TOY JOY POP』が面白かったから買ったんだった筈。うるせぇ!10年近く前の事なんか憶えてねーんだよ!
さて、毛色の異なる4本の短編が収録されているわけだが、まぁどれもよくぞここまでというほどの後味の悪さよ。事前にそういう内容ですと注意書きはあるので完全に自己責任ではあるが……。
面白いという表現は決してしたくない、というタイプの本である。
どの短編もとにかく人が醜い死に様を晒すんだよなぁ。人の尊厳がぐっちゃぐちゃに踏み躙られているというか。
ンモ~、すーぐ目玉が飛び出して視神経の糸をひくんだから~。『され竜』でもやってなかった?
特に胸糞悪かったのは『ぶひぶひ❤だらだら』で最後に謝りに来たいじめっ子の木塚と大沼ですよね。何を自分達だけ謝罪して罪の意識から逃れようとしとんねん、死ぬまで自責の念に駆られて苦しめよって思う。
たまにはこういう系統の作品を読むのもアリっちゃーアリなんだが、精神的にクるね……。
燃:C 萌:A- 笑:B 総:A+
著者リンク
・TOY JOY POP(2006/09)
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