【ラノベ】回復術士のやり直し2 ~即死魔法とスキルコピーの超越ヒール~【2巻/感想/ネタバレ】
著:月夜 涙 イラスト:しおこんぶ
俺には正義感なんてこれっぽっちもない。むかつくから殴る、気に入らないから殺す、犯したいから犯す。
二度目の世界は、ただ気持ちよくやる。それだけだ。
2017年12月刊行物。約1週間半の積み。5ヶ月振りの新刊。
特製カバーはセツナ。だから何をお行儀よくしているのかと。セツナの腕と脚の毛って消したり出来るわけじゃないっぽいね。
口絵のキャラ紹介は差分変化していく形式なのか。このフォーマットでずっと続けていくなら登場人物の変化を追っていくのが面白そう。
さて、大勢の前でクライレット流剣術を使ってしまったことで、【剣聖】クレハ・クライレットから狙われることになるケヤルガ。勇者ではないものの非凡な能力を持つ彼女を利用すべく策を巡らせて……。
うっかり殺すのを忘れた近衛騎士隊長はケヤルへの復讐に燃え上がる。早速復讐の連鎖が始まっちゃってるじゃん……。普通なら連鎖を断ち切る!という流れになりそうなもんだけど、ケヤルガはルンルンで復讐に走るんだよなぁ。
自分の美学に従って手を出されない限りは復讐しないと決めているけど、ひとたび復讐しても良いという自分の中でのジャッジが下れば遠慮会釈無しである。
自分から復讐出来る理由探しをしている節も。
クレハはアニメよりは落ちる理由が丁寧に説明されていてチョロさが薄れていましたね。絶対重い女だってセツナに断言されていたのは笑うしかないがw
今後クレハの重さがマイナスに働くこともあるのかしら。
ケヤルガとの戦いの際にはズボンをはいていたらしいが、アニメ化にあたって衣装デザインが見直されたのかな。
それにつけてもクレハ・クライレットの語感の良さは異常。
両親を亡くしたケヤルを気にかけてくれたアンナさんの死に方は原作の方が無情やな……。確かアニメでは死んでからとはいえ再会出来たが、原作ではそれすら許されないのか……うぅっ(´;ω;`)
あっ、【改良】でも性別までは変えられないのか。近衛騎士長はおちんちんの付いてる美少女の姿で掘られ殺されたのか……。むご過ぎる……。いや、それだけの悪行をやってきたわけだけれども。
【模倣】によって得られた経験もケヤル自身の身体に馴染ませる必要があるため、バンバン【模倣】してたちまち最強に、というわけではないのがミソ。短くても強くなるまでの過程を見せてくれるのが良い。
回想シーンでどんどん描写される勇者達の異常性。ブレットは普段はめちゃめちゃ仕事の出来る頼れる兄貴分なのか。
そんな勇者達をドン引きさせるほどのノルンのヤバさよ。この辺もアニメの描写の弱かった部分ですねー。
ただ、ヤバさの方向が違う感じかなぁ。勇者達は性方面に関してぶっ壊れてる印象が強い。
策の一環としてフレイアにフレアの振りをさせるのが常套手段になってきているが、これ大丈夫なのか……。ケヤルガ自身も危惧しているけど、ある日突然フレアの記憶が戻ってしまったりしないんだろうか。
どんどん強くなってる彼女に敵対されたら一撃で詰む危険性すらあるのでは……。
今の世界が上手くいかなかったら最悪またやり直せば良いって考えなのかよ……。安定して魔王は倒せると考えてるのか……。
そんなこの世界には遺産と呼ばれるオーパーツが存在するらしい。何それ、後々への布石だったりするの?
今のところ詳しく触れられていないけど、国王もただの人じゃないっぽいんだよなぁ。いずれ対峙することもあるんだろうか。
視点転換や場所の説明を一行で済ませちゃうのは小説としてどうなんだろう……。その辺はなろうの作法なのかな……。
巻末にフレア王女の雌豚クッションとかいう禍々しいグッズの宣伝があって引いてしまった。商品名攻め過ぎでしょw
次は2018年4月に3巻、2018年9月に4巻、2019年2月に5巻と『世界最高の暗殺者、異世界貴族に転生する』1巻、7月にこちらの6巻と『暗殺者』2巻、11月に『暗殺者』3巻、12月にこちらの7巻、2020年4月に『暗殺者』4巻、7月にこちらの8巻、9月に『暗殺者』5巻、2021年1月にこちらの9巻、3月に『暗殺者』6巻。
燃:A 萌:A 笑:A- 総:A+
シリーズリンク
・回復術士のやり直し ~即死魔法とスキルコピーの超越ヒール~(2017/07)
・回復術士のやり直し3 ~即死魔法とスキルコピーの超越ヒール~(2018/04)
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