【ラノベ】きゅーきゅーキュート! 14巻【感想/ネタバレ】
著:野島 けんじ イラスト:武藤 此史
「オレが、自分で決めたことだから」
2011年8月の新刊。約9年9ヶ月2週間の積み。4ヶ月振りの新刊。
ラストということで表紙は勿論キュート。これはウェディングドレス姿なのかな……?
さて、キュートを助けるため封印城へと乗り込んだ理刀達。フォンターナの姉妹達も大切な末妹を守るべく参戦。
ここにきて一桁台のお姉様方が大活躍。ここで大暴れするなら、もうちょっと前からちょくちょく登場させておいても良かったんじゃなかろうか……。
一方、自身を犠牲にしてまでもスキュース達を抑え込もうとするスワン姫の覚悟も重たいから辛い。キュートを犠牲にしてでも戦争を再び起こすわけにはいかないというのも理解出来るもんな……。
10年の封印は回避したものの、5年は人間界と魔界の交流が断絶されることに。キュートのために残ったのは明らかなんだから、もうこれはキュートと結ばれるエンドで良かったよなぁ。
かなり長くシリーズを続けた割にははっきりした告白イベントをやるでもなくお友達感覚のハーレムみたいな状態で終わりましたね……。
最終巻なのに後書きの茶番感は何なんだろう……。
総評
そんなわけで異種族間ラブコメ、МF文庫J『きゅーきゅーキュート!』本編14巻+『SS』3冊の計17冊、これにてフィナーレ。足掛け5年1ヶ月。
ゆる~いラブコメと見せかけて、時々生命のやりとりもしちゃうバランス感が独特なシリーズでしたね。オイシいどこ取りをしてやろうというコンセプトだったのかしら。
フォンターナの667人姉妹は設定盛り過ぎだったよなぁ。もっと軽率に次々と姉妹を登場させるならともかく……。
一桁台のお姉様方の二つ名は皆格好良くて震えたよね。油断するとこういう厨二臭い設定を出してくるから困る(困らない)
この後は『俺が彼女に迫られて、妹が怒ってる?』シリーズや『アンジュ・ヴィエルジュ』のノベライズ。
2016年7月くらいから痕跡を辿れなくなってるな……。
燃:A 萌:A 笑:B 総:A+
シリーズリンク
・きゅーきゅーキュート! 13巻(2011/04)
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