【ラノベ】きゅーきゅーキュート! 13巻【感想/ネタバレ】

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著:野島 けんじ イラスト:武藤 此史

『キュートは、もう知っておるはずだ。的外れな下知や、つまらぬ家名など及ばぬ世界をな。魂を燃やせる場所へゆけ。躊躇うな』

2011年4月の新刊。約10年1ヶ月2週間の積み。4ヶ月振りの新刊。本編進行は8ヶ月振り。
表紙はキュートと毒舌丸か。帯の内容も相俟ってちょっとシリアスな雰囲気。

毒舌丸は眼鏡キャラなので総扉の差分は眼鏡外し差分に。眼鏡差分に拘りますねぇ~。
著者近影、ウチの愛犬ですって書いてあるんだが、どう見ても犬じゃないよな……?写真指定を間違えたのか……?w

さて、ホワイトデーが近付いたある日、理刀の元に地球語協会(テラ)からの勧誘が。一方、キュートには非情な王命が下っていて……。
地球語協会なんて組織、今まで出て来てなかったよな?世界中で人助けをする、凄い組織らしいが、その活動内容はかなり厳しそう。

ホワイトデーのパーティーでは皆がコスプレ姿を披露。黒媛、異様にメイド服が似合うな……。美人は何を着ても似合うというやつか。
理刀も普段とは違うスーツに身を包み。こちらもイラストが欲しかったね。

ホワイトデーのお返しはササラ姫にも。姫が「あるいは」の後に言葉を言い換えず繰り返す時は感極まっている証左というキャラ付けが特徴的で良い。
フォンターナ家のパーティーでは何名か新しい姉妹が登場。ほぼほぼモブレベルの出番しか無かったが……。

キュートに課せられたのはツェデュヴィーラの魂を昇華させるため、10年間封印城でひとりぼっちで生活すること。
ビョルンストライド王国としてはまだ生々しく残る戦争の記憶があるからなぁ。貴族の娘1人の封印で済むなら安いものと思っちゃうのもやむを得ないか……。

理刀達が勿論黙っている筈も無く。地球語協会の面接をぶっちぎって魔界へ。レゾン学院に多大な迷惑が掛かりそうだけど、後でフォロー出来るんだろうか。
キュートの本音を聞いてすぐに彼女を抱き上げるのは完全にカッコメンムーブである。しかしそう簡単に王家の追手から逃れられる筈もなく……。

次で完結だけど、ここからどう逆転するんやろか。ササラ姫の権力で何とかなるのか……?

次は2011年8月に14巻。その後は『俺が彼女に迫られて、妹が怒ってる?』シリーズや『アンジュ・ヴィエルジュ』のノベライズ。

燃:B+ 萌:A 笑:C+ 総:A

シリーズリンク
きゅーきゅーキュート! 12巻(2010/08)
きゅーきゅーキュート!SS3 〈とびっきり巴!〉(2010/12)
きゅーきゅーキュート! 14巻(2011/08)

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きゅーきゅーキュート!13 (MF文庫J)

MF文庫J

Posted by お亀納豆