【ラノベ】ホヅミ先生と茉莉くんと。 Day.1 女子高生、はじめてのおてつだい【1巻/感想/ネタバレ】

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著:葉月 文(あや) イラスト:DSマイル

「やめろや、惚れてまうやろおおぉぉぉ!」

Wエンジンクッソ懐かしいw
電撃文庫2021年2月刊行物。約1日の積み。前シリーズ『あの日、神様に願ったことは』3巻からは半年振り。
折り込みチラシで2巻の表紙に一目惚れして買ってしまいました。

デビューから6年経っても未だ重版経験の無いラノベ作家ホヅミ先生。そんなある日、彼の元へやって来たのは出版社からラブコメの取材のサポート役を名乗る女子高生、茉莉。なし崩し的に身の回りのお世話をやってもらうことになるホヅミ先生だったが……。

パッケージングからしてオシャレなラブストーリーを予想していたんだけど、割とホヅミ先生のテンションが高いわ、パロネタもゴリゴリ入ってくるわで、あれっ、そういう感じ?良くも悪くもラノベらしい作りであった。

ってかパロネタが特定の年代に偏り過ぎていて、嫌でも葉月先生の世代が理解ってしまう……w
多分、俺と同じで30代半ばだろ……。『ドラゴンボールZ』の主題歌で後期の方を引用してるのは捻くれてるんじゃなくて単に世代だからなんだろう。

メリーバッドエンドなんて言葉、初めて見たわ。メリーバッドエンドとは、読者や観客側の解釈と劇中の登場人物側の解釈によって幸福と不幸が入れ替わる物語の形式を指す言葉。ちぃ、おぼえた。

冴えないホヅミ先生と茉莉くんの甘々な日常オンリーだと思うじゃん?ところがどっこい、ホヅミ先生、自分の気付かないところで随分モテてるな……?シット!

タイトルに「茉莉くん」と入っている以上、どう考えても彼女がメインヒロインだし、賑やかしは不要だったのでは。茉莉くんの可愛さだけでシリーズを引っ張っていけるでしょ。女子高生の白タイツはいいものだ……(しみじみ)

終盤の茉莉くんの手紙に涙が染みている演出は凝っていて興味深かったですね。こういうのって誰が発案するんだろ。編集さんかなぁ。
フォントをデカくする芸はギャグの時は良いんだけど、真面目なシーンでやるのはちょっと気が抜けると思うのは私だけでしょうか。

一応、ラノベ作家ものの括りに入るんだろうけど、そこが主体じゃないからなぁ。あくまでもLOVEがメインなので、作家ものとしてはあまり期待しない方が良さそう。

次は2021年6月に2巻。このまま一気に行くぞ。

燃:B- 萌:A 笑:A 総:A

シリーズリンク
ホヅミ先生と茉莉くんと。 Day.2 コミカライズはポンコツ日和(2021/06)

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ホヅミ先生と茉莉くんと。 Day.1 女子高生、はじめてのおてつだい (電撃文庫)

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Posted by お亀納豆