【ラノベ】そして、誰もが嘘をつく【感想/ネタバレ】
著:水鏡 希人 イラスト:Tea
「大事な誰かに対して自分は何も出来ないと思い知らされるほど時に辛いものは無いのだから」
電撃文庫2011年3月の新刊。約10年3ヶ月3週間の積み。『ハーレムはイヤッ!!』から5ヶ月、新作が登場。1億冊突破キャンペーンで当たったものですね。
豪華飛行客船ティターン号に相棒と共に乗り込んだ主人公アデルベール。他の乗客達と友誼を交わすが、そんな中、世間を騒がす怪盗が現れて……。
デビュー作『君のための物語』と同じ世界観の模様。過去の記事を参照すると『君のための物語』も読んだことある筈なんだが、全く記憶に無いw
まぁ、10年前の時点で既に記憶に無いって書いてるから……。
電撃文庫から刊行されているが、どちらかというとジュブナイルとか冒険小説とか、そういった様相を感じるんだよなぁ。
無理矢理ラノベらしさを出すために苦し紛れのサービスカットを入れたりも。
まだメディアワークス文庫の方が良かったのでは……。
乗客達の思惑が入り乱れ、やがてひとつの事件へと収束していく展開自体は王道なんだけども、いかんせん盛り上がりがいまひとつというか。
なまじ魔法という概念があるからストーリーの地味さが気になっちゃう。
次は2011年11月に『ハーレムはイヤッ!!』2巻。
燃:C 萌:B+ 笑:C+ 総:A-
著者リンク
・ハーレムはイヤッ!!(2010/10)
・ハーレムはイヤッ!! 2巻(2011/11)
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