【映画】コードギアス反逆のルルーシュⅡ 叛道【感想／ネタバレ】

「さようなら、ユフィ。多分、初恋だった━━━━」

2018/02/10公開。

ＯＰは１期前半ＥＤ『勇侠青春謳』か。
今回は中盤戦ということでテレビシリーズ１期と２期と地続きに繋いだため『Ⅰ』の圧縮構成に比べて、大分色々とイジり回したなという印象。
１期の範疇にもアーニャやモルドレッド、星刻等は先行登場してるな。

今回の最大の山場はやはりユーフェミアによる日本人大虐殺であろう。どうなるか知った上で見てもメンタルにがっつんがっつんクるやんけ……。誰の視点で見ても辛いんよな……。

ユーフェミアとなら理解り合えるかもしれないという希望を見せた上で、絶望のドン底に叩き落す脚本、完全に人の心が無いわ……。
テレビシリーズを知っている身としてはスザクとユーフェミアの絆も勝手に脳内補完されるけど、劇場版ではこの２人の絡みは結構カットされてるよな……。

ニーナの挙動、ちょっとマイルドになってるか……？テレビシリーズでは『ベターマン』みたいな表情したりしてた記憶があるが……。
ダールトンは暴走したユーフェミアを止めようとして撃たれ、ギアスによって敬愛するコーネリアを攻撃させられた挙句、ルルーシュに殺されるという今思えばめちゃくちゃ可哀想な立場なんだよな……。

２期は１期からどうやって２期の状態に繋がったのかという部分をミッシングリンクとして徐々に埋めていく形だったが、今回はそうする必要が無いので時系列順に描かれている。

更にルルーシュが記憶を封印されてから取り戻すまではスザク視点にして圧縮、中華連邦は完全に空気の巻き進行でTURN16くらいまで進んだぞｗ
こうして見ると２期の前半は大人の事情で分割構成になってやむなく組み立てたっぽく見えちゃうな……。

ジェレミアによってキャンセルされたシャーリーに掛かっていたギアスは皇帝の記憶操作の方か。
テレビシリーズではこの直後に死亡することになるが、現時点では生存。これが後々何か影響してくるのかな……。

この総集編はボイスは新録になっているが、玉城役の田中一成さんが逝去されたため檜山さんに交代となっている。檜山さんの声の存在感が強過ぎて違和感が凄いんだけど、玉城のポジションならアーカイブ音声でも良かったのでは……と思わないでもない。

今回は主題歌『The Moon』がちゃんとＥＤとして使われてますね。

燃：A+　萌：A+　笑：B+　総：Ｓ

シリーズリンク
・コードギアス反逆のルルーシュⅠ 興道（2017/10）
・コードギアス反逆のルルーシュⅢ 皇道（2018/05）