鋼殻のレギオスⅧ ミキシング・ノート

ミキシング・ノート―鋼殻のレギオス〈8〉 (富士見ファンタジア文庫)

著:雨木 シュウスケ  イラスト:深遊

「メイシェンはいい子だよ。僕が忙しいからって、いつもお昼の弁当を作ってくれるんだ」

レイフォン、核地雷踏んだ!!正妻の前で、何てこと言うんだ、この人!?

過去に読んだ作品を紹介していこうシリーズ。

さて、『レギオス』初の短編集ですよ。今回はドラマガ初登場だった短期集中連載分を収録。通常の連載作品よりページ数が多いので、短編三本に書き下ろし中編一本で文庫が一冊出来てしまうワナ。
つーか、短編集出すの遅過ぎじゃね?
で、リーリンと再会したレイフォンがツェルニで出会った少女達のことを彼女に話して聞かせるという構成。正妻を前にして、何と言う命知らずwww

『クール・イン・ザ・カッフェ』
フェリのエピソード。ピンクのフリフリウェイトレス姿のフェリ!この一点に尽きる。
以前ドラマガの付録として付いてきたドラマCDを聴き返しているんだが、原作を知ってから聴くと、すげぇ面白いな。くぎゅが演じるフェリが病みつきになってきたw

『ダイアモンド・パッション』
ニーナのエピソード。パンダの縫いぐるみを抱っこしないと、ちゃんと眠った気分にならない隊長可愛いよ隊長。
彼女と同じ寮に住んでいるセリナとレウは、この短編が初登場だった筈。つーか、文庫に出て来てたっけか?
実は、ニーナが金剛剄を習得するという重要エピソードなんだが、何でこんなお馬鹿エピソードに……。

『イノセンス・ワンダー』
メイシェンのエピソード。最近影が薄いな……。まぁ、武芸関係の話になると、絡めなくなるからなぁ。
で、メイシェンがナルキ、ミイフィと共に、天剣授受者の謎に迫る。結局判らないまま、終わっちゃうんだけど。
三本の内、唯一真面目な話。でも、三本とも本編を読んでいてこそ楽しめる内容だよなぁ。この辺は、ドラマガ掲載時に読んだんだけど、これといってパッとしなかったし。

『なにごともないその日』
書き下ろし。レイフォンが天剣授受者になった直後のエピソード。取り敢えず、エロい侍女の格好して、リンテンスの部屋を掃除しに来る女王陛下自重w
つーか、この世界にコンセントあるのか!!

で、今巻の書き下ろし分で、大分天剣授受者の面々の設定が明らかになった。列挙するのが、面倒臭いくらいに。これからも天剣授受者のエピソードは読んでみたいな。性格悪い人多そうだけど。
そして、天剣授受者三人を秒殺する女王陛下は化け物ですか?

つーわけで、短編集一冊目でした。

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