【ラノベ】バカとテストと召喚獣 12.5巻(通常版)【最終巻/感想/ネタバレ】
著:井上 堅二 イラスト:葉賀 ユイ
「捻り切った四肢で挽肉作ってハンバーグにしてやるわ」
こわすぎてないちゃった。
2015年3月の新刊。約6年10ヶ月1週間半の積み。1年4ヶ月振りの新刊。そんなに間空いてたのか。
ドラマCDには興味無かったので特装版はスルー。
表紙は姫路さんと美波に板挟みにされた明久。今までならこの構図は鉄板って感じだったけど、明久が姫路さんを選んだ以上、ちょっと違和感あるよな……。
さて、ラストとなる今回はクリスマスイベントや卒業式の様子が語られる。試召戦争は控えめでラブコメ強め……強め?コメディのウエイトがやたら高いような……。
「ブチ殺すぞダボハゼがぁ!」とか第2ボタンを心臓ごと抉り取るとか勢いのあり過ぎるワードチョイス好きだわ~。
合間合間には主要キャラの初期設定解説なんてものも。
工藤さん、制服の下に着た競泳水着見せるのはぱんつよりもえっちな可能性があるんだよなぁ……。気を付けなはれや。
後書きの後には3年生になっても相変わらずな明久達の様子が少しだけ垣間見える。こいつ等、まるで成長していない……!w
総評
そんなわけで青春エクスプロージョン、『バカとテストと召喚獣』全18冊、これにて完結。足掛け8年2ヶ月。
1巻が刊行された当時はまだ本編中に挿入されるバカテストのような凝った演出は珍しかったような。勢いのあるギャグでファミ通文庫を牽引してくれましたね。
女の子だけでなく、男キャラも魅力的に描く葉賀さんのイラストの力も強かった。
ただ中盤あたりでギャグよりラブコメに傾きつつあったのと、試召戦争の規模が大きくなっていくにつれて勢いが減衰したように感じてしまったのが惜しかったかなぁ。読むのが滞ったのって、そこが理由のひとつだし……。
次は2015年11月に新作『Lady!?Steady,GO!!』。しかしシリーズ化するかと思いきや、これ1冊限り。その後も井上さんはアンソロ原稿以外に新作を書いていない模様。うーん。
燃:C 萌:A 笑:A 総:A
シリーズリンク
・バカとテストと召喚獣 12巻(2013/11)
スポンサーリンク
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません