【ラノベ】りゅうおうのおしごと！ 16巻（通常版）【感想／ネタバレ】

著：白鳥士郎　イラスト：しらび　監修：西遊棋

ん？一夫多妻制の国だったらどうかって？
その場合は本譜と展開が変わってきますよね（将棋の解説風に）。

こいつ、クズだぞ！
2022年４月の新刊。約３日の積み。７ヶ月振りの新刊。
今回はしらびさんの画集付特装版もあり。うーん、画集は特に要らないかしら……と思って通常版をチョイス。
表紙は着物でばちこりとキメたあい。あいちゃん、立派になって……！って近所に住むおばさんみたいな感想を抱いてしまいますねぇ。

さて、今回はあいの初タイトル戦挑戦と歩夢きゅんのプロポーズの２本立てでお送りします。２つの物語は釈迦堂さんという存在を中心にして交差する。
初登場時はほぼほぼネタキャラでしかなかった歩夢きゅんがまさかこんな格好良いエピソードを描いてもらえるなんて……。５巻で終わらなくて良くなった時に組み立てたんだろうか。それとも最初から想定されていた……？
何にしても落ち着くべきところに落ち着いて良かったねぇ良かったねぇ。

一方、あいサイド。お母さんって今まで挿絵に出たことあったっけな。ってかウルトラ若ぇんだけど……。いや、あいの年齢から逆算するとまだ30代前半とかかもしれんが……。
八一の元を離れはしたけど、それは気持ちが離れたというわけでもなく。シャルちゃんにデレデレする八一が近くにいる時の病み顔、ガチガチのガチなんだよなぁ……。

そうは言うても将棋の上での絆は何者にも入れないほど強固で。これまでの師匠とあいの思い出を振り返るなんて、最終回みたいな挿絵の入れ方しやがって……！
これでぎくしゃくしていた２人の関係も修復するかと思いきや、そこで天ちゃんの登場ですよ。完全に主人公をダークサイドに誘う闇ヒロインですやん……。

２人のあいがそれぞれのアプローチをもってして龍王に迫る。今回未登場の姉弟子、これは厳しい時間帯です。

燃：Ａ　萌：Ａ　笑：A+　総：A+

シリーズリンク
・りゅうおうのおしごと！ 15巻小冊子付き特装版（2021/09）
・りゅうおうのおしごと！ 17巻（2022/12）