妖界ナビ・ルナ <7>(特装版)

妖界ナビ・ルナ(7) 特装版<完> (プレミアムKC)
原作:池田 美代子 漫画:菊田 みちよ

今宵も、月にねがいをかける。きみの幸せが、いまもこの世界のどこかにありますように。

エピローグとなかよし増刊号に掲載された特別編を収録した最終巻です。
原作第1部と第2部両方の要素を含んだクライマックスらしいんだけど、全然憶えてないんだぜ。

特別編は本編から7年後、ルナ、初めて妖界へ行くの巻。菊田さんが言っている通り、劇場版っぽい内容だな。
7年という月日が経過しても、妖怪の血が入っているルナは全然老けていない。大きいお友達が喜びそうな設定ですね(ぉ

で、またここで鬱展開ですよ。最終決戦のときに切り落とされたタイの腕から作られた人形ソル。その設定だけでも重いのに、そのソルも結局消滅するっていう。救いが欲しいです。

巻末には人気投票の結果発表が。何故、ノーマルモードのルナとうず目のルナを別扱いにしたし。
しかし、レギュラーの筈のもっけを押しのけてレンメイ様が5位にランクインしたので満足です。いや、別に俺は投票してませんが。

特装版特典の別冊には池田さんの書き下ろしショートショートが載ってるんだけど、そのタイトルが『あした地球が滅亡するとしたら。』というもの。明るい話を書こうという気は無いんか……(´・ω・`)

今回は『新妖界ナビ・ルナ』のイラスト担当、戸部淑さんまでメッセージを寄せてくれてるのに、何故第1部のイラスト担当、琴月さんは出て来ない……。

総評

そういうわけで、子供向けの筈なのに、すぐハードな展開に持っていく『妖界ナビ・ルナ』コミカライズ全7巻でした。

毎巻、特装版が用意されていたりして、これはアニメ化フラグ!と先物買いしたものの、何一つ話題になることもなく終了してしまいました。
まぁ、パッと見はアニメ向きに見えるけど、内容がクソ重いからなぁ。

でも、陰陽道の設定をこういった作品に使うのは面白いと思うんだよなぁ。
設定的には、もっとこういう作品があっても良いと思うんだ。俺が知らんだけで、色々あるのかもしれんが。

まぁ、何にせよレンメイ様のLOVE話がアレ過ぎて、他は割とどうでも良かったり(ぉ

燃:C 萌:A- 笑:C+ 総:B+