【ラノベ】ルーン帝国中興記２～平民の商人が皇帝になり、皇帝は将軍に、将軍は商人に入れ替わりて天下を回す～【２巻／感想／ネタバレ】

著：あわむら赤光　イラスト：Noy

「商売は綺麗事じゃないの。お上とどうつき合い、どう利用するかも、商売の本質の一つなの」

2022年５月の新刊。約２日の積み。５ヶ月振りの新刊。
表紙は１巻のセイとミレニアさんに続き、ユーリフェルトとエファ。
帯には「魔法がある戦記は面白い!!」とドデカい文字で書いてあって吹いた。いやいや、ついこの前まで『我が驍勇にふるえよ天地』で魔法が無いからこそ燃えるだの何だの言うてましたやんか！恐るべき二枚舌やでぇ……。

さて、ハ・ルーン帝国の敵性国家トルワブラウ。かの国には火炎魔法の使い手である薊姫という隠し種が。軍隊をも呑み込んでいく火炎魔法に対抗すべくユーリフェルト達は知恵を絞るが……。
セイ、ユーリ、グレン、それぞれにきっちりと見せ場が用意されてるのが良いですねぇ。セイの逆お医者さんごっこにしっかり挿絵があるのは笑ってしまったが……。めっちゃキメ顔するやんｗ
そんなセイが配下の出世欲を巧みに突いて転がすのが面白い。さすビヒじゃねーわｗ

グレンは相変わらずの堅物ムーブでまぁ女心を弄ぶこと。更に追加ヒロインも連れてきて、一体どうなっちゃうの～～～～!?である。
ユーリフェルトは自身の幻影魔法を駆使した作戦で見事トルワブラウ軍を撃退。が、やり口があまりにもド外道過ぎて吹いた。超ダークヒーローじゃん……。
ってか幻影魔法って痛覚を消したりも出来るんか……。手妻って謙遜してたけど、火炎魔法よりもどちゃくそ応用が効きそうやん。

今回は未来視点の語り少なかった？あの描写、壮大な歴史を覗いている感じがして好きだから、もっと入れてほしいんだけどな～。
後書きの感じからすると３巻が出るのは確定っぽいね。ひとまず安心ですわ。表紙は順当にいけばグレンだろうが、ヒロイン枠は誰になるんだろう。ナーニャとステラさんの２人体制か、はたまたそこに薊姫も加わるか……。

燃：Ａ　萌：Ａ　笑：A-　総：Ａ

シリーズリンク
・ルーン帝国中興記～平民の商人が皇帝になり、皇帝は将軍に、将軍は商人に入れ替わりて天下を回す～（2021/12）