【ラノベ】土属性はダテじゃない!! 新たなる挑戦者たち【感想/ネタバレ】

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著:葉原 鉄 イラスト:泉水 いこ

「ガチガチだ、俺はガチガチの男だ」

2015年7月の新刊。約7年8ヶ月4週間の積み。『べつに異能とかいらんです』からは5ヶ月振り。
『土属性はダテじゃない!』の完結から3年9ヶ月、まさかの続編が始動。一見めでたいことのように思えるんだけど、これって過去の人気作の看板に頼らないとどうしようもなくなったということなのでは……。
『土属性』完結後に葉原さんが一迅社文庫から出したタイトルは5つ。全て単巻か2巻終了なんだよな……。過去の栄光に縋るしかなかったのでは……。

表紙で腋と横乳を見せつけてくるのえっちね。改造制服けしからん。
前作からおよそ20年、突如海上に出現した特殊な精霊環境を持つ比鹿島。様々な問題を抱えるこの島を開拓すべく霊応者達が次々と乗り込んでくることに。
その中には土属性の少年、稲荷道郎や麒一郎と雪乃の娘、朱晴もいて……。

あちこちに精霊が存在する島を自由に開拓していくっていうシチュエーション、ワクワクするよね。自分の住むところまで自由に出来ちゃうのね。勿論、成し遂げられるだけの能力があること前提ですけど。

道郎が身体が泥化出来る体質だからって、ヒロインを泥責めにしちゃうのはいかんでしょ。読者の性癖がダイカイガンオメガドライブしちゃう……。
短い出番ながら埴本夫妻も登場。相変わらずのラブラブっぷりで微笑ましい。雪乃、娘の前でカッコつけてるだけでデレデレじゃん……。えっちだ……。

で、ここから新たなる伝説が始まると思うじゃないですか?2巻出ぬままなんですよね……。それどころか葉原さんがこの後、一迅社文庫から刊行することは無かったという……。

総評

そんな具合で地味でなかなかスポットの当たらない土属性を主役に据えた一迅社文庫『土属性はダテじゃない!』7+1巻、全8冊、これにて完結。足掛け5年8ヶ月。この括り方が適切かよく理解らんけど。

令和に読むと古き良きラノベって感じがしてしみじみしましたね。異能力バトル+ラブコメという当時の王道感があって読みやすかったね。
ジュブナイルポルノを書いているだけあってSUKEBE描写のテクニカルさが際立っていたように思う。知らんけど。

燃:B+ 萌:A+ 笑:A- 総:A

シリーズリンク
土属性はダテじゃない! 7巻(2011/10)

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土属性はダテじゃない!! 新たなる挑戦者たち (一迅社文庫)

一迅社文庫

Posted by お亀納豆