【ラノベ】ロクでなし魔術講師と禁忌教典 22巻【感想／ネタバレ】

著：羊太郎　イラスト：三嶋くろね

「僕にとっての世界━━この全多元宇宙に真なる正義を知らしめるッ！」

2023年４月の新刊。約２日の積み。５ヶ月振りの新刊。本編進行は10ヶ月振り。
表紙はグレンとジャティス。めっちゃ男臭い人選じゃん。まーたジャティスの表情よ……。

さて、ジャティスの帰還によって大導師の描いた盤面は完全に覆った。このまま大導師はさらっと退場かと思いきや、彼がここまで辿り着く道程が語られていく。えぇ、つらつらのつらたんのオンパレードじゃん……。
大導師のこれまでの所業は許されることではないけど、世界そのものが完膚なきまでに滅ぶくらいなら……という気持ちだったのね……。

大導師が恐れた《無垢なる闇》。全ての次元を滅ぼそうとする圧倒的存在をジャティスは討ち滅ぼそうとしているらしい。スケールがデカくなり過ぎて、殆どのキャラはインフレに振り落とされちゃってるじゃん……ｗ

ジャティスとの戦いに一応、愚者の世界を準備していくグレン。グレンといえばこれって感じだし、最後の最後で切り札になってくれたらバチクソアツいと思うので期待したいね。
巡り巡って最終決戦の布陣はグレン、システィーナ、ルミア、リィエルというド基本の面子に。

後書きの口振りだと次が最終巻っぽいんだけど、ジャティスがラスボスで最後は《無垢なる闇》を倒す旅に出るエンドか、それともジャティスと共闘して《無垢なる闇》を倒すのか……。俺は後者の方が好みだけどなぁ。

燃：A+　萌：Ａ　笑：B+　総：A+

シリーズリンク
・ロクでなし魔術講師と追想日誌 10巻（2022/11）
・ロクでなし魔術講師と禁忌教典 21巻（2022/06）
・ロクでなし魔術講師と禁忌教典 23巻（2023/10）