【ラノベ】ドスケベ催眠術師の子【感想／ネタバレ】
著：桂嶋 エイダ（けいしま） イラスト： 浜弓場 双（はまゆば・そう）
「ドスケベ催眠術師は法令順守（コンプラ）意識が高い」
ガガガ文庫2023年８月の新刊。約１日の積み。第17回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞作。応募タイトルままかな。このタイトルはズルいんよな……。
ドスケベ催眠術師の息子であることをひた隠しにして日々を生きる主人公サジ。ある日、彼のクラスに転校してきた少女、片桐真友（まとも）は二代目ドスケベ催眠術師を名乗って。真友はサジに仲間になってしいと頼んできて……。
そもそもドスケベ催眠術師って仕事として成立するの？裏社会的なこと？
何でも頭にドスケベ催眠って付ければいいってもんじゃねーんだぞｗ担当さんに何回も「ドスケベ」って言わせてんのおめーだよｗｗｗｗ
で、本編なんですけども。うーん、タイトルのインパクトがデカ過ぎて、本文中のギャグが弱火に感じてしまうな……。
本筋は親の職業によって不遇な主人公がどういう生き方を選んでいくかという至極真っ当なストーリーで、そんなに笑う余地は無い。もっとギャグを突き抜けさせた上で真面目な話をしてくれたら……。
なお、拍子の雰囲気からある程度察せられるだろうが、えちえちな展開はほぼ無いと思って良い。標準的なラノベのサービス未満。
タイトルでめちゃくちゃ期待してしまった分、その落差に苦しむという時々起こるジワジワ辛いパターンだったか～。残念。
燃：Ｃ 萌：A- 笑：Ａ 総：A-
小学館ライトノベル大賞優秀賞リンク
・今日もオカリナを吹く予定はない（第３回、2009/07）
・下ネタという概念が存在しない退屈な世界（第６回、2012/07）
・弱キャラ友崎くん Lv.１（第10回、2016/05）
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