【ラノベ】ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 4巻【感想/ネタバレ】
著:衣笠 彰梧 イラスト:トモセ シュンサク
「あたしの許可なく勝手に潰されないで下さいね」
2021年2月刊行物。約1ヶ月2週間の積み。4ヶ月振りの新刊。
表紙は3年の鬼龍院先輩と1年の八神。先輩、ストッキングは大変えっちで有り難いのだが、女版高円寺とも言える立ち居振る舞いなので素直に興奮しづらいんだよな……。
さて、3学年混合無人島サバイバル特別試験後半戦。蓄積する疲労に苛まれながら、生徒達はそれぞれに奮闘を重ねていく。
早々に天沢さんがホワイトルーム生と確定。成程、天沢さんは独自の考えで動いているのか。綾小路を退学させようとは思っていないみたいだけど、自分の目的優先なので周囲の生徒からしたら厄介な存在に変わりはないんだよな……。
3年の封じ込め作戦もものともせず、快進撃を続ける高円寺。こうなってくるとどんどん頼もしくなってくるから困る。
他でのアクシデントが良い方向に働いたこともあり、試験のトップは彼の手に。これで堀北さんとの約束が果たされ、彼は今後自由に行動し始める……のか……?このままフェードアウトするには惜しいキャラだと思うが……。
椎名さん、出番は少ないが出て来ると相変わらず可愛いな……。
そんな椎名さんのいるBクラス、龍園が傭兵のような動きを。坂柳さんにしてもそうなんだけど、かつての強敵達が力を貸してくれる展開はとても良い。1年生をきっちり下すのは伊達に1年この学校で生き抜いてきたわけじゃないってことか。
宇都宮は1年生ネットワークの他に誰かと個人的に繋がってるくさい?天沢さんの口振りからすると、他にもホワイトルーム生がいそうな感じがするし、そこと繋がってんのかな。
天沢さんをボコボコに出来るくらいの実力者のようだし油断ならねぇな……。宇都宮自身も宝泉のインパクトの所為で霞んでいるだけで結構な実力者くさいんよな……。
綾小路に危機を伝えに来てくれた一之瀬さんはテンパっていたこともあり、その場の勢いで告白してしまう。おーっと、これはこれは……。今返事している場合じゃねぇと収められたが、どうすんだこれ……。
今後の目的のためなら平然と二股という選択肢を採りかねない綾小路だけど大丈夫かな……。何にしても退学になるとかそういう展開じゃなくて良かった。
月城理事長との対決に向かう綾小路にちょっかいを掛けてくる南雲会長。やむなく殺意の眼光で退けることに。
おいおい、南雲会長、あんだけ強キャラっぽい演出がなされていたのに綾小路からしてみればとるにたらない相手だったってことなのか……。
当然、ビビらされた会長も色々と思うところがあるようで。ここから再度脅威になり得るのかな。
えっ、堀北さんって内心、綾小路のことをこの学校で始めてできた友達だと思ってたの!?ンモ~~~~普段あんだけ罵っておいてンモ~~~~~~!!!!
そんな堀北さん、天沢さんという強敵を前にして伊吹さんと即席のチームを組むことに。腕時計をぶつけ合って認証する挿絵、めちゃくちゃアツかったよな。鳥肌立ったわ。流れがあまりにも美しくてプリキュアに覚醒するのかと思っちゃった。
特別試験が終わって、退学が決まったのは3年生ばかり。南雲の心境に変化があったようだけど……。ここはちょっと拍子抜けだったかなぁ。殆ど印象の無いキャラが退場したところで、あまり緊張感が出ないと思うのよ。
あれ、池と篠原さんどうなった?ここから池が大活躍して篠原さんの心を鷲掴みにするんじゃないのかよ……。4.5巻で補完されるのかしら。
後書きの口振りからすると、ホワイトルーム絡みの話を最後まで引っ張るつもりないのかな。ラスボスくらいに思っていたんだけども。
燃:A+ 萌:A 笑:C+ 総:S-
シリーズリンク
・ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 3巻(2020/10)
・ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 4.5巻(2021/06)
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