【漫画】バクマン。20 夢と現実【20巻/最終巻/感想/ネタバレ】

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原作:大場 つぐみ 漫画:小畑 健

「〝亜城木夢叶〟っていうペンネームにずっと励まされてきた」

2012年7月刊行物。
あっ!1巻と最終巻のサブタイが同じだけど、意味合いが違うっていう、ドエモエモのパターンだ!きもぴー!!

さて、大ピンチに立たされた亜豆。しかし夢を枉げないその姿勢に少しずつ世間が動いていく。生放送の亜豆のラジオにサイコーが電話かけてくるところからもうアツさが止まらないのなんの。

ダメ押しは公開オーディション。とんでもない重圧の中、見事役を射止めた亜豆。良かったねぇ良かったねぇ。
石沢に罰が無かったのがちょっと納得いかないところではある。紙幅を割く価値すら無い奴ってことかもしれないけど。

「REVERSI」を最高の形で終わらせるためにアニメ放映開始前に連載終了という判断を押し通した亜城木夢叶。
そうか、短く畳むと、巻数が少ないなら買おうと思う人も出て来るのか。
いやいかし断片的に見える「REVERSI」、めっちゃ面白そうなんだよな……。最終回のラストシーン、しっぶ……。
もしかして『DEATHNOTE』をLとの対決で終わらせたかったってことなんだろうか。

サイコーをジャンプの一番の漫画家として結婚させたいというシュージンの気持ち、あっつ……。
それを支えてくれる服部さんや瓶子編集長の奮闘も良い。

ずっと結婚したいって言ってた加藤さん、周りから避けられてるんだけど、何かやべー女なんだろうかw
岩瀬さんの担当は港浦さんから小杉さんへ引き継ぎ。港浦さん、すっかり感覚麻痺して岩瀬さん怖がらなくなってんじゃねーかw
高浜さんはあまりにも安定していて風格出て来てるな……。
あ、平丸さん、蒼樹さんから念願の「カズタン」呼びしてもらってるじゃん!
すっかり出て来なくなっていた静河はキャバクラでぱんいちタンバリンダンスを披露するほどに変わり果てていた。本筋の裏で一体何があったんだよw

改めて香耶ちゃんに礼を告げるサイコー。そら香耶ちゃん泣きますわ。何がみんながあたしを幸せにしてくれたやねん、お前がどんだけみんなのことを支えてたと思っとんねん……。
何やねん、もうアツいシーンと泣けるシーンばっかりぶち込んでくんじゃねぇよ……(´;ω;`)

最終話で「REVERSI」のアニメ放映日、テレビから亜豆の声が聞こえた瞬間、亜豆を迎えに来たサイコー。
最後は余計なもの一切無し、ずっと2人だけのシーンでラストまで駆け抜けて。シュージンすら出さなかったの潔いな。は~~~~~~~終わり方きれ~~~~~~~~。

総評

さて、夢を掴むサクセスストーリー『バクマン。』全20巻、これにて完結。単行本だけだと足掛け3年半か。
単純にジャンプ漫画がどういう風に作り上げられているかが判るだけでも興味深かったが、出て来るキャラがみんな魅力的ですんげー面白かった。

バトル漫画が王道とされるジャンプ誌上で捻ったものを出しつつ、しっかり努力友情勝利を入れ込んでアツい物語に昇華しているのが良いよな。
個人的ベストシーンはおじさんの墓前にアンケート1位を捧げるところですね。
本当に素晴らしい漫画だった。まだまだ読みたいよねぇ。脇役達のストーリーを膨らませたらもっと続けられたようにも思うけど、このくらいの長さで終わるのが美しいのかな。

燃:A+ 萌:A 笑:A 総:S

シリーズリンク
バクマン。19 決定と歓喜(2012/06)

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バクマン。 20 (ジャンプコミックス)

漫画

Posted by お亀納豆